星紡ぎのルミナリア

この世界では、人は生まれたとき胸の奥に“星の欠片”を宿す。
それは才能ではなく、運命のように与えられる力で、
風・火・水・光・影…など、さまざまな星が人々の生き方を形づくってきた。

しかし、その中にひとつだけ禁じられた星がある。
千年前の戦争で世界を揺るがした“黒星”だ。
黒星は世界と世界の境界に触れたり、異界の影を呼び寄せたりする力を持つとされ、王国はその存在を歴史から消し去った。

アストは、その黒星の欠片を宿して生まれた少年だった。
修道院に隔離され、災厄の象徴として恐れられ、誰からも近づかれずに育った彼にとって、
唯一の救いが風星の少女フィアだった。

アストとフィアは、黒星の真実を求めて旅に出る。
星々が紡いだ運命の糸が、ふたりを世界の深淵へと導いていく。

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