夢小説設定
×
紫 side
家の ドアを 押す 。
嫌に 重い 気がして 、 顔を しかめる 。
妹
「 あ ‼︎ お兄ちゃん おかえりぃ 」
妹
「 お兄ちゃん ~~ っ ‼︎ 」
紫
「 ただいま 」
楽しそうに 笑う 二人に 、 俺も 笑って 二人の 頭を 撫でる 。
笑うような 気分じゃないけど 。
でも 、 それを 、 二人は 関係ないし 、 見せるものじゃない 。
そう 思って いつも通り 、 いつも通りに 笑う 。
紫
「 あ 、 母さん 」
明るい 声を 出そうとしたけど 出なかった 。
母
「 おかえりなさい 」
大丈夫かな 、 お母さん 、 勘が 鋭いから 。
母
「 早かったわね 、 随分と 」
紫
「 うん 、 ちょっとね 」
洗面台で 鏡に 向かい合って 、 作り笑顔が 上手くなったことを 実感した 。
母
「 …… そう 」
●●ちゃんは きっと そんな 俺の 姿を 見たら 悲しむだろうな 、 なんて また ●●ちゃんの ことを 考えてしまう 。
そのまま 部屋に 戻ったけど 、 勉強する 気にも 、 何を する 気にも なれずに 、 携帯を 手に取った 。
その 時 、
ポン っと 通知が なる 。
黄 🐹
[ ●●ちゃん 意識 取り戻したって ]
黄 🐹
[ 蒼ちゃんが 言ってました ]
黄 🐹
[ 僕と 赫 、 今から 病院 行ってきます ]
…… 蒼ちゃん 、 病院 行ったんだ 。
そう 思いながら
紫 🐇
[ 分かった 。 ありがと ]
と 送って ふうと 息を つく 。
どうしよう 。
俺も 行こうかな 。
正直に 言うと 、 行きたくない 。
●●ちゃんに 会いたくない 。
怪我を した ●●ちゃんを 、 見たくない 。
いや 違う 。
その ●●ちゃんを 見たら 、 俺は 泣く 。
そうなれば 、 多分 、 ●●ちゃんは 不安に なる 。
そんな こと 、 させたくない 。
でも 。
反論 する 自分も いる 。
“ お前だけ ●●ちゃんに 会わなくても いいのか ”
みんなの ことだから 、 ●●ちゃんに 会いにいきたがるだろう 。
紫
「 あ - もう どうしよ 」
大きな声を 出してしまった 。
妹
「 お兄ちゃん ? 」
予想通り 、 隣の 部屋にいた 妹は 部屋を 覗き込んできた 。
紫
「 ああ 、 ごめん 、 何でもない 」
紫
「 俺 、 ちょっと 出かけてくるね 」
勢いで 、 病院に 行くことを 決めてしまったことを 後悔する 。
妹
「 どこ - ? あたしも 行きたい ‼︎ 」
紫
「 っ 、 ごめん 、 行っても 楽しくないからさ 」
紫
「 俺 一人で 行ってくる 」
妹
「 そうなの - ? でも あたし 寂しいの 」
本当に 寂しそうに 言う 妹に 少し 心が 傷んだが 、 そのまま コートを 羽織る 。
どうか 、 ●●ちゃんが いつも通りに 笑ってくれますように と 祈りながら 。