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  # あ の 日 の 好 き を 何 度 で も  。  

#6

  6 . 手術  






  


  桃 side




  桃
 「  …  蒼  、  蒼  、  起きろ  」



  俺の 肩に もたれかかって  、  まるで 倒れたような 状態で 寝ている 蒼を 起こす  。



  もうすぐ  、  隣町の 病院の ある  、  「 荒海駅 」 だ  。



  蒼
 「  ん  、  桃  、  くん  ?  」



  桃
 「  降りるよ  。  駅  、  ついた  」



  蒼 
 「  ぇ  、  あ  」



  寝ぼけていた 蒼が  、  思い出したのか 顔を 歪めた  。



   [  荒海  、  荒海です  。  お降りの 方は お忘れ物の ないように  _____  ]




  橙
 「  蒼  、  」



  電車の シートに 座り込んでいる 蒼に  、  橙が 手を 伸ばす  。



  蒼が  、  その手を 掴んで 立ち上がった  。



  俺たちは 並んで 駅を 出た  。



  静かだった  。 



  病院へ までの 道のりは  、  昔  、  皆で 一緒に 予防接種を 受けに行ったから 分かっていた  。



  橙
 「  …  赫  、  何してるんやろうな  」



  橙
 「  ●●ちゃん と 事故った 相手 誰なんやろ  」



  定期的に 沈黙に 耐えかねた ように 橙が 何かを 言った  。



  俺たちも  、 



  桃
 「  … だな  」



  とか 



  蒼
 「  そうだね  」



  とか  、  返事は していた  。



  でも  、  “  分からない ”  から  、  会話は 続かなかった  。



  俺は  、  その 空白の ような 時間が 苦痛だった  。



  “  ●●は 今 どうなっているんだろう  ”



  その ことが 気になって 仕方なく なるから  。



  しばらく 歩くと  、  大きな 病院が 見えてきた  。



  入ると  、  中は ざわついていた  。



  見舞いに 来た人  、  松葉杖を つく人  。



  病院 特有の アルコールの 匂いも する  。



  桃
 「  すみません  、  ○○ ●●の 見舞いに 来たんですが  …  」



  看護師
 「  ああ  、  はい  、  ちょっと 待ってくださいね  」



  ニコニコと 笑顔を 見せる 看護師さんが カルテ らしき ものを 開く  。



  そして  、  顔を 歪めた  。



  看護師
 「  あ  ……  、。  ○○さんは 今  、  手術室で ……  」



  手術室  。



  やっぱり  、  本当なんだ  。



  ●●が  、  事故に あったのは  。



  そう 思って  、  まだ 見間違い であることを 信じていた 自分が いたことに 驚く  。



  看護師 
 「  皆さん は 親族の 方々 ですか  ?  」



  橙
 「  あ  、  いや  、  」


  
  蒼
 「  友達  、  です  」



  蒼が  “ 友達 ” と いう 言葉を はっきりと 言う  。



  俺は  、  その 言葉に どことなく 違和感を 覚えた  。



  看護師
 「  あ -  ……  。  すみません  、  ご本人の ご家族の 許可が 必要で  …  」  



  桃
 「  ッ 、  そうですか  」



  悔しかった  。



  俺には  、  何も できない  。



  助けられない どころか  、  見舞う ことも できない  。



  でも  、  心の どこかで  、  安心 している 自分も いた  。



  傷ついた ●●を  、  見なくて良かった から  。 








2026/06/12 10:54

 と ぅ み . 
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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