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  # あ の 日 の 好 き を 何 度 で も  。  

#5

  5 . 電車  







  橙 side



  
  橙
 「  …  はあ  、  はあ  ッ  」



  橙
 「  いた  、  」



  俺は 肩を 上下させながら 蒼ちゃんの 手を 掴む  。



  電車へ 駆け込んで  三人で 座席へ  並んで座った  。



  桃
 「  橙も 病院  ?  」



  橙
 「  いや  、  まだ 決めてへん  、  けど  」



  桃
 「  ……  止めに 来たのかよ  」



  橙
 「  別に  …  」



  桃ちゃんから 目を 逸らして  、  言葉を 濁す  。



  止めに来たわけじゃない  。



  とは 言えないからだ  。



  俺が 黙ると  、  桃ちゃんも 蒼も  静かになった  。



  無言の 時間が 流れて  、  気まずくなった 俺は  、



  何か 言うことを 探して  、  口を 開いた  。



  橙
 「  なあ  、  ほんまに 行く気なん  …  ?  」



  桃
 「  …  ああ  」



  小さく 頷く 桃ちゃん  。



  蒼ちゃんは  緊張が 解けたように 眠り込んでいた  。



  橙
 「  でも  、、  ●●ちゃんの 部屋 分からんやろ  ?  」



  ●●ちゃんに 会いたくない わけじゃない  。


  
  でも  、  



  “  あの 優しい 紫くん  ” が あんなに 止めた ことを 無視して 大丈夫 なのか  と 思ってまうのだった  。




  桃
 「  ……  橙  、  怖いんだろ  」



  橙
 「  へっ  、 ?  」



  突然  、  桃ちゃんに 思ってもなかった ことを 言われて  、  俺は 変な 声を あげる  。



  桃
 「  病院に 行って  、  本当の ことを 聞きたくないって 思ってるんだろ  」



  驚いた  。



  そんなことを 言われるとは 思っていなかったけど  、  



  そう 言われると しっくりくる  。



  ●●に 合わなくて いい 理由を 探して  。 



  とりあえず  、  場を 和ませようとして  。



  橙
 「  怖かった  、  んかな  」



  また  、  沈黙が 電車内に 流れる  。



  いや  、  そう いうと 嘘になる  。



  俺たち 以外の 乗客は  、  楽しそうに 話している  。


  
  沈黙は  、  俺たちの 間にだけ 流れていた  。



  桃
 「  ……  俺は  」



  桃
 「  俺は 怖いよ  」 



  ぼそっと  、  蚊の鳴くような声 で  、  桃ちゃん が 言った  。



  桃ちゃんが 弱音を 漏らしたのは  、  初めてだった  。




2026/06/12 09:09

 と ぅ み . 
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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