夢小説設定
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蒼side
桃
「 蒼 」
蒼
「 …… ッ ⁈ 」
後ろから 声が かかって 、 僕の 肩が びくりと 跳ねる 。
蒼
「 、 桃くん 」
桃
「 …… 病院 、 行くのか 」
キリッと 整った 顔に 冷たさを 漂わせてる 桃くんの 目が 、 僕を 見つめる 。
蒼
「 う 、 うん 」
桃
「 … 俺も 行く 」
バサ っと 上着を 羽織って 、 桃くんが 僕に とある webニュースを 見せた 。
そこには 。
[ 中学生にトラック突っ込み意識不明 ]
下に 書かれている 名前は 、
「 ○○ ●● 」
●●ちゃん で 、 間違いなかった 。
桃
「 見た ? 」
蒼
「 … (コク 」
何だか 声を 出す気にも ならなくて 、 僕は 小さく 頷いた 。
桃
「 … 隣町の 病院 、 行くぞ 」
蒼
「 へ っ 、 ⁇ 」
僕の 肩を ぐいっと 掴んで 駅へ 歩く 桃くん 。
少し 戸惑った あと 、 気づく 。
…… ああ 。
桃くん 、 焦ってるな 。
桃くんの 手は 、 小刻みに 震えていた 。
ときおり 、
桃
「 … く ッ 」
と うめき声とも 泣き声とも つかない 声を あげて 歩く 。
僕らは ひたすら 、 無言で 歩いた 。
[ まもなく 二番乗り場に 普通 荒海行きの 電車が まいります ご注意ください ー ……… ]
電車が 近づく 。
きゃっきゃっ と 騒ぐ 小学生の 声が する 。
…… 楽しそうだな 。
幸せ そうだな 。
それで 、 昨日の 、 今までの 僕らみたいに 幸せ だって 気づいてないんだろうな 。
僕は そう 思っただけだったけど 、 桃くんは 違ったみたいだった 。
桃
「 … ッ 」
唇を 噛み締めて 、 自分の 手を 握りしめる 。
だいぶ 、 強く 。
蒼
「 …… 桃くん 、 痛くないの 」
桃
「 … 、 ? 」
僕が そう 言うと 、 何 ? という ふうに 僕の ほうを 見てから 、
はっと 気づいたように 自分の 手を 開いた 。
冬風が 、 吹いて 僕らの 上着を 揺らす 。
蒼
「 … 寒いね 」
桃
「 … だな 」
何か 言った方が いいかもしれない と 思って 発した 言葉に 、 すんなりと 返して くれた 桃くん 。
でも 、 その 横顔は 不安そうに どこか 、 向こうを 見つめていた 。
そのとき 。
橙
「 …… はあ 、 はあ ッ 、。 いた 、 」
僕の 手を 、 橙くんが 掴んだ 。