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黄 side
赫
「 …… え ? 」
赫
「 何 、 みんな どうしたの 、 ? 」
ひきつった 笑顔で 、 カラオケの 前に 立ち尽くす 赫 。
黄
「 … ●●は 」
黄
「 ●●に 、 何か あったんですか 」
こんなに 取り乱して 、 しかも 来ていないのは ●●だけ 。
…… 。
おかしすぎる 、 何か あったと 考えないほうが おかしい 。
蒼
「 なんか 、 さっき ●●ちゃんが 救急車で 運ばれてて … ッ 」
赫
「 え 、 あ 、 あは 、 蒼ちゃん 、、 何言ってんの 、 ? 」
赫
「 ねえ 、、 タチの 悪い 冗談 やめてよ 、 ねえ 」
明らかに 狼狽えた様子で それでも 笑う 赫 。
黄
「 … ●●が 事故に あったんですか 」
紫
「 多分 、 ね 」
黄
「 ッ どういうこと ですか ? 」
黄
「 怪我の 具合は ? 」
黄
「 怪我 させたのは ? 」
考えるより 先に 、 口から 疑問が 飛び出す 。
橙
「 … 分からへん 、 。 蒼ちゃんが 見たんが ほんまかも 分からへん 」
橙
「 でも 、 ●●が 遅刻するなんて 、 なかったやろ 」
赫
「 み 、 見間違いだよ 」
赫
「 ほら 、、 ●●ちゃんに 雰囲気 が 似てた 人とか さ 」
誰も 、 否定できなかった 。
否定したくなかった 。
赫の 言葉を 信じたかった 。
でも 、 そんな 沈黙を 破った 人が いた 。
桃
「 … これ 」
桃
「 俺 、 今から 病院 行ってくる 」
先ほどまで スマホと 睨めっこしていた 桃くんが 顔を あげて 言った 。
桃くんの 携帯には 、 事故の 速報ニュースが 表示されていた 。
紫
「 桃くん 、 落ち着いて 」
桃
「 は ? 俺は 落ち着いてる 」
声を 荒げずに 、 でも 真剣に 言う 二人 。
黄
「 ちょ 、 やめてください 二人とも 」
蒼
「 僕も 病院 行く …… ッ 」
そんな 僕たちを 腕で 柔らかく 、 でも しっかりと 紫くんが 制した 。
紫
「 今 病院に 行っても 、 俺たちは 何も できないよ 」
紫
「 よく 考えて 。 俺たちに できるのは 、 親御さんに 伝えに行って 、 すぐに 家に 帰ること だよ 」
その 答えに 、 息を 飲む 。
夕日が 眩しくて 、 痛い 。
桃
「 んな こと できるか ‼︎ ●●が 病院に いる間 、 落ち着いて 過ごせるわけ ねえだろ ‼︎ 」
橙
「 …… 桃ちゃん 、 ‼︎‼︎ 」
紫
「 ねえ 、 桃くん 、 それが ●●ちゃんの ためになるとは 、 俺 、 思わないよ 」
紫
「 むしろ 、 あの子なら 、 」
紫
「 俺たちが いつも通り 過ごせることを 願ってると 思うよ 」
紫くんの その 綺麗ごとも 強がりも ない 言葉は 、 僕らの 心を えぐった 。
僕らは そのまま 、 何も 言わずに それぞれの 家へ 向かった 。
でも 、 蒼ちゃんと 桃くんが 病院への 行き方を 調べていたのを 、 僕は 見逃さなかった 。