桃 side
赫
「 桃 、 蒼 、 早く 起きないと 遅刻 するぞ - 」
バン 、 っと ドアが 開いて 、 兄ちゃんが 顔を 出す 。
カーテンを 閉め切った 部屋 に 、 明るい 光が 差し込む 。
桃
「 … 眩し っ 」
赫
「 早く 起きろ ~ 」
蒼
「 んん 、 まだ 寝る … 」
布団を 頭まで 被った 蒼は 二段ベッドの 上で そう 言う 。
桃
「 腹 減った 」
俺は そう 言いながら 蒼を 無視して 、 ベッドを 降りる 。
赫
「 ほら 、 桃くん 起きたよ 」
赫
「 桃くんに 弁当 全部 食べられちゃうよ 」
桃
「 いや 食べねえし 」
寝ぼけていた 頭が 、 急に さえる 。
別に 俺 、 そんな 食いしん坊じゃ ないんだが 。
紫
「 えぇ 、 桃くん ⁈ 」
桃
「 何 」
紫
「 何か あったの ⁇ 」
紫
「 めちゃくちゃ 不機嫌 だけど 」
紫
「 お兄ちゃんに 話してみて …… ⁈ 」
桃
「 いや 別に … 」
部屋の 外から 覗いていた 紫兄ちゃんが 驚いたように 俺に 駆け寄る 。
いや 、 確かに いつも 俺 、 朝から 元気だけども 。
そんなに いつもと 違うか ⁇⁇
赫
「 反抗期 かもね ~ 」
橙
「 ハンコ期 ⁈ 何それ なんか 便利そうやな ‼︎ 」
黄
「 橙にい 何言ってるんですか 」
隣の 部屋から 起きてきた 黄と 橙が 漫才を 繰り広げる 。
蒼
「 お兄ちゃん カッコい ~ 」
黄
「 カッコよく ないと 思いますけど 」
別に 反抗期じゃ ないだろ 。
普通だし 。
そう 思って 俺は 鞄を 持ち上げる 。
桃
「 着替えるから 、 部屋 出て 」
そう 言うと 兄ちゃんたちは ゾロゾロ と 部屋を 出て行った 。
部屋に 残ったのは 蒼のみ 。
蒼
「 お兄ちゃん 反抗期 来たんだってね ~ 」
桃
「 ちげえよ 」
蒼
「 僕も 反抗期かな ~ ? 」
桃
「 絶対 違う 」
蒼
「 え 」
違うだろ 、 お前 幼いし 。
俺より 背 低いし 。
ていうか 反抗期 とか 意味わからんし 。
なんて 思いながら 着替えを 済ませて 部屋を 出ると 、 相変わらず ブラコンな 紫兄ちゃんが 、
紫
「 桃くん 、 大きく なったね …… 」
と 言っていて 、 俺の 頬は 少し 赤く なった 。