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ご本人様 は とても お優しいです 。
こちらは 創作です 。
蒼
「 ねぇ ねぇ 赫くん 聞いて ‼︎ 」
蒼
「 あのね 、 僕 昨日 ね ‼︎ 」
そう やって まとわりついてくる 蒼ちゃんが 鬱陶しくて 、 嫌いに なったのは いつ頃 だったんだろう 。
従兄弟で 、 繋がりの 深い 俺たちは ずっと 仲良かったはずなのに 。
みんなは ずっと 、 ずっと 蒼ちゃんを チヤホヤして 。
次第に 俺は 、 みんなの 視線が 蒼ちゃんに 全て 向くのが 嫌で 。
そんな 俺を みんなは 「 妬んでる 」 と 嫌って 。
紫
「 やっぱり 蒼ちゃんは 素直で 可愛いね 」
なんて 前まで 俺を 可愛がってくれたのに 今は 蒼ちゃんを 見て ニコニコ いう 俺の お兄ちゃん 。
黄
「 蒼ちゃん 、 今日 一緒に 遊びませんか ? 」
なんて 今までは 俺に くっついていたはず が いつの間にか 蒼ちゃんを 慕うように なった 俺の 弟 。
橙
「 ええ子 やな ~ 。 俺 、 ほんま 蒼ちゃんの こと 好きやわ 」
なんて 昔は 「 弟出来るなんて不安 」 なんて 俺に 相談してた くせに 弟を 溺愛する 従兄弟の 橙くん 。
桃
「 蒼 、 やっぱ まじで 可愛い 」
なんて 何度も 俺と 一緒に 遊んだはずなのに もう 俺には 見向きも しない 従兄弟の 桃くん 。
そして 。
蒼
「 赫くん って やっぱ めちゃくちゃ カッコいいよね ‼︎ 」
なんて みんなの 愛を 一心の 受けてる くせに 俺の方へ やってくる 蒼ちゃん 。
赫
「 うるさいってば ッ 」
なんて 一度 口に すれば
蒼
「 …… ごめん 、 」
と 蒼ちゃんは 泣いて
紫
「 ちょっと 赫くん 。 何で そんなこと 言うの ? 」
黄
「 …… 赫にい 、 嫉妬なんて みっともないですよ 」
橙
「 何 ? 赫 、 お前 今 何て 言ったん ? 」
桃
「 …… 例え 従兄弟でも 俺 、 それは 許せねぇん だけど ? 」
と みんなからは 非難の 嵐 。
赫
「 …… ごめん 、 ちょっと 頭 痛くて 」
蒼
「 え 、 ? 」
橙
「 なんや 、 はよ 休んでき 」
桃
「 蒼に 心配 かけさせんなよ 」
紫
「 よかった 、 赫くんが そんなこと 言うはずない もんね 」
黄
「 蒼ちゃんの ことが 嫌いな 人なんて いるはず ないです よね ‼︎ 」
俺は 逃げるように 五人から 遠ざかって 休む フリを する 。
ぎし 、 っと 床板が 軋む 。
この 家は 、 蒼ちゃんを 中心に 回ってる 。
そして 、 この 家の 収入は 蒼ちゃんに かかっている 。
自分の 部屋に 飛び込むと 、 母さんと 父さんの 写真が 入った 写真立てが 目に入る 。
色が 少し 褪せて 、 もう 母さんが 着てる 服の 色は 分からない 。
蒼ちゃん たちは 俺の 母方の 従兄弟で 、 三人の 父親 、 つまり 俺たちの 叔父さんは 大きな 工場の 社長だ 。
俺の 父さん が 営んでいる 部品工場を 、
“ 蒼が 赫を 気に入っているから ”
という 理由だけで 下請けに 使ってくれているらしい 。
逆に いうと 、 蒼ちゃんが 俺を 嫌いになったら 俺の 父さんの 工場に 収入は 入らない 。
俺は 、 蒼ちゃんに 好かれていないと いけないのだ 。
赫
「 …… はあ 」
自然と ため息が 漏れた 。