鉛筆side
シャーは 今日も 無駄に いい スタイル 。
その 隣には 澄まし顔の 芯 。
仲が 悪いと 誰かから 聞いた覚えが あるのだが 。
シャー
「 鉛 ー 」
シャー
「 今度 新しい 文房具屋 行くんだけどさ 」
シャー
「 一緒に 行こうぜ ! 」
鉛
「 却下 」
俺は 、 即否定 する 。
だって 、 俺 、 アニメの イラスト 鉛筆 だぞ ⁈
浮くじゃん 絶対 !
シャー
「 えー 」
シャー
「 いいじゃん 」
しつこく そう 言う シャーに 、 芯が ばしっと 言った 。
芯
「 お兄様 、 帰りますよ 」
相変わらず 無愛想な やつ 。
シャー
「 ちぇっ 、 じゃあ まあ 、 考えといてくれよ 〜 」
鉛
「 無理だって 言ってんだろ ⁈ 」
何なんだよ 、 彼奴 。
そう 思って 、 俺は 筆箱の 隅に 隠れるように 入った 。
シャーが 去った すぐ 後 、 二つの 影が 近づいてきた 。
赤鉛筆
「 …… 鉛 まあ 落ち込むなって 」
青鉛筆
「 そうそう 、 そういう時も あるよ …… っ 」
鉛筆
「 落ち込んでねえし 」
…… 別に 。
落ち込んでるとか 、 そういう わけじゃ 、 ないし 。
ただ シャー ばっかり 見られてるのが ずるいなー 気になるなー って だけだし !
別に 意地張ってるとか 嫉妬してるとかじゃないし !
なんか 勝手に ライバル 視 してることに されても 困るんだけど !
なんて 心の中で 色々と 言い訳を する 。
でも そんな 俺に 構わず 、 青は 話し続けた 。
青鉛筆
「 だってさ 、 鉛くんは マークシートとかで 使われるけどさ 」
青鉛筆
「 僕らの 場合 ほとんどが ボールペンに 役割 取られてるよ …… ? 」
赤鉛筆
「 挙げ句の果てには 色鉛筆にまで 負けるしな 」
赤も 参戦した 。
鉛筆
「 確かに 」
久しぶりに 、 なんか スッとした 。
とりあえず 赤と 青は 仲間 っぽい 。
ビーッと チャックが 閉められて 筆箱は 真っ暗になる 。
その日の夜は 、 いつもより も 少し 温かい 気がした 。