鉛筆 side
俺には 悩みが ある 。
だいぶ 、 重大な 悩み 。
赤鉛筆
「 … お前 、 しけた顔 してんな 」
鉛筆
「 うるせえよ 」
筆箱の 中で 、 赤鉛筆が 話しかけてきた 。
通称 、 赤 。
唯一の 友である 。
いや 、 それを 言うと 、 嘘か 。
青鉛筆
「 ちょ 、 鉛くん ⁈ 」
青鉛筆
「 僕のこと 忘れちゃったの … ⁈ 」
鉛筆
「 ちげえよ ‼︎ 」
俺は 鉛筆 。
通称 、 鉛くん 。
そして この メンヘラ 青鉛筆は 、 幼馴染であり 赤の 双子の 弟だ 。
青鉛筆
「 …… 僕 、 鉛くんと 赤くんに 忘れられちゃったら ほんとに もう 終わりだよぉ …… 」
赤鉛筆
「 泣くなって 青 ‼︎ 」
鉛筆
「 … まあ 、 泣きたくなる気持ちも 分かるけど 」
俺たちは 、 もう だいぶ 使われていない 。
多分 、 この 筆箱の 持ち主が 小学校を 卒業したあたりから 、 筆箱の 中で いつも 留守番してる 。
そして 、 今の 主役は …… 。
シャーペン
「 みんな 、 ただいま 〜 」
消しゴム
「 今日も 疲れた 〜 」
シャーペン 。
通称 シャー 。
スラリとしてて 細くて 、 使いやすい 。
その上 性格も いい 。
そんな シャーの お供は 、 シャーの 弟の 芯と 、 消しゴムだ 。
消しゴム 、 昔は 俺の お供だったのに ‼︎
シャー 、 俺の 大事な お供を 奪いやがって 。
消しゴム
「 あ 、 あ …… 」
消しゴム
「 えっと 、、 鉛くん 、、 久しぶり … っ 」
鉛筆
「 ん 」
今となっては ほとんど 話していない 。
しかも 、 シャーの やつの 腹立つところは …… 。
シャーペン
「 やっほ 、 鉛 ( えん ) ! 」
鉛筆
「 鉛 って 呼ぶんじゃねえ ! 」
シャーペン
「 えー 、 そんな 強く 当たらないでくれよ 〜〜 」
鉛筆
「 だる …… 」
ことごとく 俺に 絡んでくるところだ 。