桃side
朝 、 階段を 降りると 朝ごはんの いい匂いが した 。
桃
「 うまそ 」
そう 呟くと ニッコニコの 兄ちゃんが 。
紫
「 桃くん 、 おはよう っ 」
紫
「 桃くんが 元気そうで 俺は 嬉しいよ ‼︎ 」
朝から よく そんなこと 言えるな 。
桃
「 … 兄ちゃんは 今日も ブラコンだな 」
紫
「 ぇへへ 、 そうかな 」
分かってないなあ この人 。
ただ まあ 嫌な 気は しない 。
…… 一周 回って 感心する 。
赫
「 桃 、 弁当 。 忘れんなよ 」
食卓の 前に 弁当を 置いた 。
蒼と 色違いの 弁当 。
毎朝 赫兄ちゃんと 紫兄ちゃんが 作ってくれていた 。
赫
「 次 忘れたら まじ もう 作らねえからな 」
え 、 何年前の 話だよ それ 。
桃
「 いつ 忘れた 」
赫
「 九日前 」
桃
「 …… ごめん 」
まじか 、 忘れてたんだ 。
蒼
「 お兄ちゃん ‼︎‼︎ 」
蒼
「 見て 、 SSRでた ! 」
朝っぱらから うるさいなあ 。
桃
「 ん 、 どれ 」
蒼
「 これ ! 」
蒼
「 めっちゃ 強いんだけど ! 」
桃
「 …… 良かったな 」
… ずる 。
俺も 急に ゲームの ガチャが 引きたくなって スマホを 取り出す 、 と 。
黄
「 … 桃にい 食卓で ゲームしないでください 」
末っ子に よる 一喝が 入った 。
桃
「 え 」
橙
「 そうやで 兄ちゃん ! 朝は みんなで わちゃわちゃ せなあかんっていう 法律が あるんやで ! 」
橙は 便乗して 適当な ことを 言う 。
黄
「 いや 、 別に 僕は わちゃわちゃ して欲しいとは 一言も 言ってないんですけど 」
相変わらず お前ら 仲良いな と 思っていると 、 赫兄ちゃんが 一言 。
赫
「 おい 早く 出ないと 遅刻するぞ ー 」
やべ 。
その 一言で 、 俺と 蒼と 橙と 黄 の 四人に 一気に スイッチが 入り 、 準備を 始める 。
“ 遅刻したら その次の日 スマホ禁止 ”
赫兄ちゃんが 作った そのルールは 、 強い 。
そして 、 俺たちは 素早く 玄関に 行く 。
紫
「 うんうん 、 みんな ちゃんと やる時は やる子だもんね ! 」
という 少し 外れた 発言を 聞き流しながら 。