た と え ク ズ で も 好 き だ か ら
#1
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蒼
「 痛 ッ … ( 涙 」
手枷が 、 僕の 手首に 食い込む 。
目の前には 、 愛玩動物 に 向けるような 慈しみの目で 僕を 見る 彼氏 。
蒼
「 ごめんって 、 ッ 」
蒼
「 もう 他の 人と 出かけないから ッ ( 涙 」
手枷 、 外して 。
そんな 言葉を 桃くんは 聞いても いないかのように 、 僕の 頬へ 手を 伸ばす 。
桃
「 どしたの 」
桃
「 泣いちゃったの 笑 」
桃
「 可愛いねえ 笑 」
そう 笑って 僕の 頬を 伝う 涙を 拭う 桃くん 。
蒼
「 … ッ 」
僕が 降参 、 という ふうに 項垂れると 、 桃くんは 満足したように 笑った 。
桃
「 蒼 、 自分が 悪いこと したって ちゃんと 分かってる ? 」
蒼
「 分かった 、 から … ッ 」
蒼
「 捨てないで 、 お願い … ッ ( 涙 」
桃
「 どーしよっかな ~ ♪ 」
僕は 桃くんから 逃げたいはずなのに 、 いつのまにか 、 もう 離れられなく なった 。
自分から 、 すがりに行くほどに 。
蒼
「 ねぇ 、 やだ ッ 」
蒼
「 捨てないでよ … ッ 」
そう 言って 、 僕が 桃くんの 服を つかむと 、 お決まりのように 桃くんは ふうっと 息を 吐く 。
そして 、 僕の 頭を 撫でて 、
桃
「 仕方ねえなあ … 」
桃
「 “ 悪い子 ” な 蒼の 面倒 見れるの 、 俺だけだもんね ? 笑 」
その 言葉に 僕は 安心して 、 コクコクと 頷く 。
そうして 、 今日も 堕ちていく 。