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 義 理 の 兄 弟 た ち が 冷 た い 件 に つ い て 。 

#2

  # 1  





  出発 当日  。





  母
 「  …… ●●  、  荷物 まとめた  ?  」



  ●●
 「  うん  」



  小さく 頷く  。



  一応 自分の 部屋の 荷物を 整理したが  、  リュック 一つ分 にしか ならなかった  。




  服  、  教科書  、  小説  、  ぬいぐるみ  、  くらい  。



  母
 「  緊張 してるの  ?  」



  母
 「  大丈夫だよ  、   みんな いい子 だから  」



  ……  みんな いい子  、  ねえ  。



  そういう 問題 じゃない んだけど  。



  ●●
 「  あ  」



  一つ  、  思い出した ことが あった  。



  ●●
 「  お母さん  、  苗字  、  どうしたらいい  ?  」



  母
 「  ん  ?  ああ  、  どっちでも いいよ  」



  母
 「  お母さんは 苺野に なるけど  ……  」



  苺野  。



  再婚相手の 人の 苗字  。



  お母さんは  、  もう 苺野を 使い出していた  。



  正直  、  「 ○○ 」 の ままが いい  。



  だって もう  、  苗字が 変わるのは 二回目だ  。



  学校で また 何か 言われたくないし  ……  。



  母
 「  ……  行こうか  」



  ●●
 「  うん  」



  一度  、  ちらりと 振り返ってみた  。



  カラスが  、  屋根の 上に 止まっていた  。



  特に 思い入れも ない 家  。



  小さな 家  。



  なのに 何だか  、  名残惜しかった  。



  母
 「  ここだよ  、  ●●  」



  20分ほど 歩いた 先に  、  大きな 家が あった  。



  庭も  、  池も ある  。



  広っ  、  と ◆◆が 思って 辺りを 見回していると  、  お母さんは 財布から 素早く 鍵を 取り出して  、  ドアを 開けた  。



  母
 「  ただいま  」



  ●●
 「  あ  、  えと  、  お邪魔します  …  」



  綺麗な 玄関 には  、  すでに 6人の 男の子と  、  1人の 男性が いた  。



  父
 「  いらっしゃい  、  ●●ちゃん  」



  ●●
 「  あ  、  はい  」



  自分でも 驚くほど 無愛想な 声だった  。



  父
 「  何も 遠慮すること ないからね  」



  無理でしょ  。



  だって  、  血が 繋がってないの  、  ◆◆だけ じゃん  。



  流石に 口に 出すほどの 勇気は ないので 心の 中で 反論する  。



  父
 「  桃  、  自己紹介 しなさい  」



  桃
 「  んで 俺が  ……  」



  父
 「  いいから  」



  桃  、  と 呼ばれた 背の 高い 男の子が  、  嫌そうに こちらを 見る  。



  桃
 「  … 俺は 桃  。  長男  。  16歳  」



  淡々と 、  事実だけを 早口で 述べる そいつ  。



  無愛想 すぎる でしょ  。



  さっきの ◆◆の 方が まだ まし じゃん  。



  父
 「  ほら  、  紫も  」



  紫
 「  …  はあ  」



  ため息 つかれた  。



  何で  。



  紫
 「  次男で 14歳の 紫です  」



  紫
 「  … 俺の 次  、  蒼ちゃん 行きなよ  」



  はっきりと  、  でも 感情を こめずに 言ってから  、  蒼という 子の 手を 引く  。



  蒼
 「  えぇ  、。  僕の 分も お兄ちゃんが 紹介してよ  ~  !  」



  紫
 「  ……  仕方ないなあ  」



  いや  、  甘っ  。 



  弟に 甘いな  、  この人  。



  紫
 「  三男で 13歳の 蒼ちゃん  」



  紫
 「  めちゃくちゃ いい子  」



  蒼
 「  おぉ  ~  ✨  」



  ……  仲良いな  。



  蒼くんは 満足そうに 笑う  。



  同い年とは 思えない  。



  ていうか  、  まだ 半分 なんだ  。



  ここで 6人分の 自己紹介を 聞かせる 気なの  ?



  荷物 地味に 重いのに  。



  橙
 「  次は  ……  俺なんかな  ?  」



  橙
 「  蒼と 同い年で 四男の 橙や  」



  関西弁 なんだ  。



  ただ  、  関西弁の 温かみを 感じさせない ほど 冷たい 声 だけど  。



  赫
 「  あ  、  俺は 五男で 11歳の 赫  」



  赫
 「  好きな ものは  、、  犬 、 とか  ?  」



  うん  、  ありがとう  。



  一番 話してくれた  。



  やっと まともそうな 子が きた  。



  …… それでも だいぶ 距離は 遠い方 だけど  。



  黄
 「  あ  、  あ  ……  」



  赫くんの 後ろに 隠れた 子が 少しだけ 顔を 出して  、  小さく 声を 発する  。



  赫
 「  お名前 言える  ?  」



  黄
 「  僕は 黄  、  です  」



  赫
 「  年は  ?  」



  黄
 「  えっと  、  11歳  、  です  …  」



  消え入りそうな 声で 言う 黄くん  。



  人見知り だなあ  …  。



  赫
 「  頑張って 言えたね  、  えらいね  」



  黄
 「  … っ  、、  」



  自己紹介が 終わると 黄くんは また 赫くんと 橙くんの 後ろに 隠れてしまった  。



  ちょっと 可愛いなあ なんて 思っていると  、  トゲトゲした 視線が こちらへ 向かっている ことに 気づく  。



  あ  、  これは ◆◆も 自己紹介を する 流れ  ?



  ●●
 「  あ  、  ●●で  、  蒼さんと 橙さんと 同い年です  」



  さん付けで 呼ぶの  、  気に 食わなかったけど  。



  ●●
 「  本が 好きです  、 。  よろしくお願いします  」



  一応 赫くんに ならって 好きな ものも 言っておいた  。



  誰も 聞いてない けど  。



  桃
 「  …  そんなこと もう 知ってる  」



  長男 は そう 突き放すように 言うと  、  玄関の 近くの 階段を 上がっていった  。



  紫
 「  桃くん  ……  ‼︎  」



  後を 追う 5人  。



  父
 「  ごめんね  、  みんな 人見知りで  」



  いや  、  人見知りなんじゃなくて ただ 単に ◆◆が 嫌われてるんだと 思うけど  。



  ●●
 「  大丈夫です  」



  母
 「  仲良く なれるよね  、  きっと  」



  ●●
 「  うん  」



  とりあえず 努力は しようと 思う  。



  母
 「  あ  、  私  、  晩ご飯 作るわね  」



  父
 「  ありがとう  、  すぐ 手伝うよ  」



  父
 「  ●●ちゃんは 荷物を 部屋に 置いてきてくれるかな  ?  」



  父
 「  階段 一階分 上がって  、  プレートが 何も かかってない 部屋が ●●ちゃんの 部屋だから  」



  ●●
 「  はい  、  ありがとうございます  」



  ◆◆は それ だけ 言って  、  階段を 上がる  。



  本当に  、  すぐ 見つかった  。



  他の 部屋には  、  兄弟 それぞれの 名前が 書いて あった  。



  紫  、  と 書かれた 部屋から  、  6人分の 話し声が する  。



  多分 みんな そこにいるんだろうな  。



  ◆◆は さっと 部屋に 入った  。



  大きな 部屋に  、  数少ない 荷物を 置く  。



  ……  これから  、  どうしよう  。



  そう 悩みながら  。







  



  

2026/06/30 14:16

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