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※この物語はフィクションであり、登場する人物名・地名・団体名などは
すべて架空のものとなります。
また、この小説には犯罪行為(主に殺人)などの描写が含まれております。
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「あー…。和人のやつふざけんなよ…。」
オフィスで、俺は気乗りしないまま仕事をこなしていく。
和人が川西先輩の代打に行ったせいで今日から当分ワンオペだ。
まあ元はと言えば俺が、和人に押し付けたもんだから自業自得なんだけど。
「頑張ってっかなー。終わったらからかいに行こー。」
冷めかけのコーヒーを啜り、事務作業を再開する。
あとで、和人をしばこう。そうしよう。
[水平線]
(ここから和人視点に戻ります。)
その囚人は、黒髪の短髪。爽やかな感じでいかにもモテそうな感じのやつだ。
よく見ると、左耳にだけピアスの穴があり
そこには目立つ、でもシンプルな銀色のイヤーロブがついていた。
長い収監で自然に塞がれたようだ。
えっ…。イケメン…?
いやいや、まだ男と決まったわけちゃうし…それに、死刑囚なんだ。
なめられんように、集中しよう。
「囚人番号404。今日から看守を担当する、石井だ。よろしく。」
「お、おう…。」
川西がああいう割には、わりかし大丈夫かもな。
「…。」
しかし、ふと気になった事がある。
囚人の表情を見ると、いつも憂いを帯びた顔をしている。
それに、こいつ何処かで見たような顔なんだよな…。
「なあ、お前。名前は?」
沈黙が流れている。まあ、ほぼほぼ初対面だもんな、しゃーない。
警戒をしているみたいだ。
どうせ近いうちに死ぬやつなんだ。罪を犯したやつだ。
情けを掛ける必要はない。 でも、なぜだろう。
アイツを今だけ、せめて牢に入っている間だけは何も考えずに
楽にしてあげたい。そう思った。
[水平線]
なんだかんだで初日が終わり、俺は新山のいるオフィスに行くことにした。
「和人、おめぇ…ふざけんなよっ!!」
入って早々、新山に胸ぐらを掴まれた。
「痛えな!何だよ…。」
「おめえのせいで、仕事増えてんだよ!責任取れよ!」
あー…。そうだった。
「あ、そうだ。新山、頼みがあるんだ。」
「はあ?」
「俺、今404号室の看守担してるんけどさ…」
「だめ!」
まだ何も言ってねえよ。
「深堀りすんなって主に浜田刑事部長から言われてんだよ。」
マジ?闇あんじゃん…。
[水平線]
翌日
って言われたものの…。
あいつの苦しそうな顔を思い出すとなほっとけねえんだよな…。
とか、考えながら朝食を運ぶ。
「404番、朝食だ。」
「ありがとうございます。」
あいつ、死刑囚の割に謙虚だな…。もっと、傲慢なやつとか多いのにな。
俺も、扉越しでカロリーメイトを頬張る。
「なあ、お前。お前はさ、なんで死刑になったんだ?」
まあ、流石に応えてはくれないだろう。
「…なんで、そんなこと聞くんですか?」
マジか。ってことは、俺の答え次第ではきかせてくれるってことか。
「まあ、それも警察の仕事の一つだからだ。」
場には沈黙が流れた。やっぱ無理か。
「…いいよ。あんたなら信用できる。話してもいいよ。」
「もう、3年が経つのか…。あいつが死んでから。」
左耳のピアスを撫でながら囚人はそうつぶやいた。
オフィスで、俺は気乗りしないまま仕事をこなしていく。
和人が川西先輩の代打に行ったせいで今日から当分ワンオペだ。
まあ元はと言えば俺が、和人に押し付けたもんだから自業自得なんだけど。
「頑張ってっかなー。終わったらからかいに行こー。」
冷めかけのコーヒーを啜り、事務作業を再開する。
あとで、和人をしばこう。そうしよう。
[水平線]
(ここから和人視点に戻ります。)
その囚人は、黒髪の短髪。爽やかな感じでいかにもモテそうな感じのやつだ。
よく見ると、左耳にだけピアスの穴があり
そこには目立つ、でもシンプルな銀色のイヤーロブがついていた。
長い収監で自然に塞がれたようだ。
えっ…。イケメン…?
いやいや、まだ男と決まったわけちゃうし…それに、死刑囚なんだ。
なめられんように、集中しよう。
「囚人番号404。今日から看守を担当する、石井だ。よろしく。」
「お、おう…。」
川西がああいう割には、わりかし大丈夫かもな。
「…。」
しかし、ふと気になった事がある。
囚人の表情を見ると、いつも憂いを帯びた顔をしている。
それに、こいつ何処かで見たような顔なんだよな…。
「なあ、お前。名前は?」
沈黙が流れている。まあ、ほぼほぼ初対面だもんな、しゃーない。
警戒をしているみたいだ。
どうせ近いうちに死ぬやつなんだ。罪を犯したやつだ。
情けを掛ける必要はない。 でも、なぜだろう。
アイツを今だけ、せめて牢に入っている間だけは何も考えずに
楽にしてあげたい。そう思った。
[水平線]
なんだかんだで初日が終わり、俺は新山のいるオフィスに行くことにした。
「和人、おめぇ…ふざけんなよっ!!」
入って早々、新山に胸ぐらを掴まれた。
「痛えな!何だよ…。」
「おめえのせいで、仕事増えてんだよ!責任取れよ!」
あー…。そうだった。
「あ、そうだ。新山、頼みがあるんだ。」
「はあ?」
「俺、今404号室の看守担してるんけどさ…」
「だめ!」
まだ何も言ってねえよ。
「深堀りすんなって主に浜田刑事部長から言われてんだよ。」
マジ?闇あんじゃん…。
[水平線]
翌日
って言われたものの…。
あいつの苦しそうな顔を思い出すとなほっとけねえんだよな…。
とか、考えながら朝食を運ぶ。
「404番、朝食だ。」
「ありがとうございます。」
あいつ、死刑囚の割に謙虚だな…。もっと、傲慢なやつとか多いのにな。
俺も、扉越しでカロリーメイトを頬張る。
「なあ、お前。お前はさ、なんで死刑になったんだ?」
まあ、流石に応えてはくれないだろう。
「…なんで、そんなこと聞くんですか?」
マジか。ってことは、俺の答え次第ではきかせてくれるってことか。
「まあ、それも警察の仕事の一つだからだ。」
場には沈黙が流れた。やっぱ無理か。
「…いいよ。あんたなら信用できる。話してもいいよ。」
「もう、3年が経つのか…。あいつが死んでから。」
左耳のピアスを撫でながら囚人はそうつぶやいた。