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※この物語はフィクションであり、登場する人物名・地名・団体名などは
すべて架空のものとなります。
また、この小説には犯罪行為(主に殺人)などの描写が含まれております。
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Prison・Escape

#3

1章(和人視点)

 「…ず、かず!起きろって!」
声をかけられ俺は目を覚ます。さっきのは夢だった…らしい。いや、もしかしたら
前に現実に起こったことにも思えてきた。でも、思い出そうとする前に夢の内容が
あやふやになってしまった。
「ったく…。業務中に寝るなんて結構いかついっすねww」と後輩の新山が
俺をディスる。
一応俺のほうが先輩だよな?
 そういえば俺は、報告書の作成中にうたた寝をしているうちに
寝てしまっていたらしい。
「あ、そうだ。かずに電話きてたっすよ。」
「いや、先にそれを言えよ!そんで相手は?」
「えっと…。」と必死に思い出そうとしている新山。
「あ、そうだ!川西さんからだ!」
ああ、ヒロか。あいつ、病欠してんのにわざわざ何の用だ?
とりま、かけ直すか。
「新山ー。悪い、ヒロに折り返しするから席外すわ。」
「りょーかい。」
俺は、新山に声をかけ会議室へと行くことにした。
幸い、会議室には誰もいなかった。
 おれは、着信履歴からヒロの番号を探し発信ボタンを押そうとした。
すると、スマホが震えた。ヒロからだった。
「お互い考えてることは一緒だな」と思わず苦笑し、電話に出た。
「もしもし、ヒロー。どしたん?」
「かずー。実は…。お前に言いたいことがあって…。」
とヒロはばつが悪そうに言った。
「な、何だよ…。もったいぶらずに言えよ。」
「…頼むっ!病欠してる俺のかわりに死刑囚の看守をしてくれないか!?」
突然のでかい頼みごと。俺は思わず「はあああ!?」とでかい声を出してしまった。

2023/12/27 07:43


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