夏風と社畜とセーラー服と。
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[中央寄せ]「いってきまーす」[/中央寄せ]
誰もいない廊下に挨拶をし、少し力を込めてアパートの扉を開けた。
見慣れた風景。天気は良いわけでも悪いわけでもなく、太陽は見えない。
近所の少し古い民家、くすんだ屋根の色、カサついた道路。
名前も知らない鳥の鳴き声と共に自分を『仕事にいけ』と催促しているようで、憂鬱だ。
なんてことないただの=曜日。錆びかけた階段をタンタンと降り、低品質な風景をぼんやりと
目に映しながら
駅まで体を運んでいく。
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歩いて十五分ほど経った頃だろうか。
いつもの駅を見つけ、若干心が楽になったのと同時に
意識せず改札口にICカードをスキャンしていた。
最短経路を通り、電車を待つホームへと向かう。
無機質な駅特有の音だけが頭に響いた。人々の声など聞いていられるわけがない。
コンクリートの階段を降りると道行く人の革靴やパンプスが次々と視界を横切っていく。
そしてホームに着いたのと同時むわっとした風が全身に吹き付けられた。
頭痛がした。
そしてスマホを眺める人々を横目に、買うわけもなく自動販売機の近くに行く。
当然、座る椅子なんてものはなかったし、目線を上げると財布に痛い価格(170円)の小さい缶
コーヒーが目に入ってきて
本当、嫌になる。
だが、特に何か言うわけでもなく列に並び電車が来るのを待っている_________。
[中央寄せ]これが[漢字]僕[/漢字][ふりがな]社畜[/ふりがな]の生活[/中央寄せ]
[中央寄せ] 面白みのなく、実につまらない生活[/中央寄せ]
[中央寄せ][下線][大文字][大文字][太字][太字]だった。[/太字][/太字][/大文字][/大文字][/下線][/中央寄せ]
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「......ウトウト........................っ....[大文字]はっ...!?[/大文字]」
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[中央寄せ]あの日。[/中央寄せ]
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「...................スゥ、、、、、スゥ...........っ!? .................、、、、、、、、、、、、は、、っ」
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[中央寄せ]満員電車でうたたねをしていた日。[/中央寄せ]
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[小文字][小文字][斜体]次は〜次は〜":;@駅~~・#$「-~~駅お出口は~ひだrg纓.....[/斜体][/小文字][/小文字]
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[小文字][小文字][小文字][斜体]「~~----くん」[/斜体][/小文字][/小文字][/小文字]
[小文字][小文字][斜体]「「~ーーーーくん」」[/斜体][/小文字][/小文字]
[小文字][斜体]「「〜〜ーーーーーくん!」」[/斜体][/小文字]
[大文字][大文字][大文字]「「[漢字]爽海[/漢字][ふりがな]さわみ[/ふりがな]くん!」」[/大文字][/大文字][/大文字]
[中央寄せ]「............はっ!!?」[/中央寄せ]
「「も〜〜やっと気づいた〜、、、?何回も声かけたんだからね〜〜!」」
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[中央寄せ]気がつくと目の前には[/中央寄せ]
「「まったくも〜〜、、、それで?どーするっ?また一緒にあそぶ?」」
[大文字][太字][中央寄せ][漢字]天使[/漢字][ふりがな]初恋[/ふりがな]がいた。[/中央寄せ][/太字][/大文字]