桜が舞って君に出会う
#1
ターニングポイント
ある晴れた春の日。ザワザワしている校庭に、それを隠すような桜吹雪。君と出会って世界が変わった――
『――今日は全国的に晴れですね。今日はお花見日和ですよ。それでは――』
こんがりしたキツネ色のパンにマーガリンを付けて、キャベツ、林檎の乗ったお皿と牛乳を私は机に運ぶ。
「頂きます。」
部屋にテレビの音と私の咀嚼音が響く。そろそろ、学校に行こうかな。
綺麗な紺色のブレザーに白色のシャツ、紺色のスカートに黒色のローファー。黒いリュックサックにスマホを入れる。
「行ってきます、お母さん。」
お母さんの遺影に挨拶をして学校に行く。今日から私も高校1年生。
見慣れた駅のホームに電車が入ってくる。
『次は高峰駅、高峰駅です。』
ぶわっと桜が駅に舞い込んだ。街木の桜は満開だった。
新しくできた学校の校庭では私と同じ新入生がわいわいしていた。
さっとクラス表を見て、今年のクラスを確認する。そして決められた席へ移動する。
『1年A組35番 [漢字]芹沢りのん[/漢字][ふりがな]せりざわ りのん[/ふりがな]』
窓側の一番後ろの席。窓から流れてきた風が心地よかった。爛漫と咲いた桜の木。八重桜という種類らしい。
風に吹かれた桜の花弁が私の隣の席の子の頭の上に運ばれた。
『1年A組27番 [漢字]東根るい[/漢字][ふりがな]あずまねるい[/ふりがな]』
その子と出会って世界が変わった気がした――
『――今日は全国的に晴れですね。今日はお花見日和ですよ。それでは――』
こんがりしたキツネ色のパンにマーガリンを付けて、キャベツ、林檎の乗ったお皿と牛乳を私は机に運ぶ。
「頂きます。」
部屋にテレビの音と私の咀嚼音が響く。そろそろ、学校に行こうかな。
綺麗な紺色のブレザーに白色のシャツ、紺色のスカートに黒色のローファー。黒いリュックサックにスマホを入れる。
「行ってきます、お母さん。」
お母さんの遺影に挨拶をして学校に行く。今日から私も高校1年生。
見慣れた駅のホームに電車が入ってくる。
『次は高峰駅、高峰駅です。』
ぶわっと桜が駅に舞い込んだ。街木の桜は満開だった。
新しくできた学校の校庭では私と同じ新入生がわいわいしていた。
さっとクラス表を見て、今年のクラスを確認する。そして決められた席へ移動する。
『1年A組35番 [漢字]芹沢りのん[/漢字][ふりがな]せりざわ りのん[/ふりがな]』
窓側の一番後ろの席。窓から流れてきた風が心地よかった。爛漫と咲いた桜の木。八重桜という種類らしい。
風に吹かれた桜の花弁が私の隣の席の子の頭の上に運ばれた。
『1年A組27番 [漢字]東根るい[/漢字][ふりがな]あずまねるい[/ふりがな]』
その子と出会って世界が変わった気がした――