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やっちゃった屑

目を覚ます。

どうやら僕は机に突っ伏して寝ていたらしい。顔を上げれば、寝起きのナミダで霞む視界に倒れたいくつもの空いたビールの缶と、くしゃくしゃのタバコの折り重なった灰皿が目に入る。

伸びをすれば座ったまま無理に睡眠を続けていた背中が悲鳴を上げた。最悪な気分で目覚めた今は、午後四時。

右も左も最低だと言いたくなってしまうような今日に誰もいない部屋に向けて大きく舌打ちする。

髪を掻きむしれば、そのざらざらとした感触がここ数日の不健康な生活を表しているかのようだった。

仕方ない。風呂には入れない。

仕方ない。掃除もできない。まともに飯すら作れない。

(僕がここまで落ちぶれるのも当然か。)

[水平線]

始まりは何だったか。

そうだ、例えば、仕事でミスを連発し、上司に怒鳴られ、残業し、おっさんにガンつけられて帰宅したその日に。

例えば、悪い酔い方をしてアルコールの抜けきらないそんなときに。

僕は最愛の人に手を上げたんだ。

愛をささやいて、お互いに今が最高だと勘違いしたときがひどく懐かしかった。

買ったおそろいのマグカップを割れば、彼女はせきを切ったように泣き始めた。

二人で写った写真立てを机からはたき落とせば、君はガラスで手が切れるのもいとわずに拾い集めた。


最後に僕がいつかのときのために買ったおそろいの指輪を投げ捨てたとき、彼女は最初で最後の抵抗をした。


しかし、結局二人をつなぐものはすべて壊してしまった。

いつからか僕は悪魔だった。

[水平線]

風呂場には君がいる。

だらしなく口を開けて、手入れを怠らなかった髪の毛を頭から流れ出た血で黒く固めて。

残念なことに切って小分けにしてゴミに出すとか、警察に自首するとか、そんな良くも悪くも英雄じみたことはぼくにはできない。

できることといえば、ただ何も考えないために酒とタバコに溺れ、彼女を時々眺め、現実から逃げるために浅く眠り、空腹に耐えかねてなにか最低限のものをボソボソ貪る、それくらいだ。

君が風呂場で溶けるのをまつのは耐え難いが、それ以外のことをできるとも思えない。

そろそろ異臭がしてくるだろうか。

あと何日大丈夫なのだろうか。

死ぬ、なんて選択肢はアルコールとニコチンが殺してくれた。

ああ、彼女はあっさり死んだけど、僕はまだまだ生きてけそうだ。

多分。

作者メッセージ

どうも作者です。泥男です。

名前の通りと言いますか。わたくし鬱でどろどろしたお話が大好きでして。

今回はそんなわたくしの脳内の壮大なるゲスい妄想を文章化した次第であります。

こんな雰囲気の話を書いたかと思えば、次回はガラリと趣向を変えてみる・・・・・・かもしれません。

こういったお話が地雷な方には本当に申し訳ありません。

あくまでフィクションとしてお楽しみください。わたくしもそのつもりですので。

最後にはなりましたが、ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。
なにか感想、意見、不満などありましたら、気軽にコメントお願いしたいです。

ではまた。

2024/03/30 03:25

鬱泥男
ID:≫ 1t5iVJue5bOis
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PG-12 #暴力表現グロdv

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