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僕と君 

#9

退廃と新生

僕は、すっかり退廃した人間になってしまった。

僅かばかりの日銭を稼ぎ、ぼんやりと曲を考え、微睡み、また曲を書く。
何も目的としていない人生の終着点を、考えるようにまでなってしまった。

私は、こんなにたくさんの方に愛されていたのですね。

会うたびに貰うエールに、本当に胸がいっぱいになります。そして、それを声に出して伝える。なんと楽しい事でしょう。



人間関係を絶っているのに郵便受けに封筒が入っていた。
面倒臭かったが、自分という愚かな人間に手紙を書いた親切な差出人のために、僕は封を切った。

中には、一枚の招待状が入っていた。
“美歌の大会場ライブチケット”
下には会場名とアクセス方法が書いてあり、裏面にはサインがあった。
封筒の方を見ると、宛名は“律華”
僕のペンネームーー曲を投稿するだけの仮名ーーだった。
僕は、[漢字]鋏[/漢字][ふりがな]はさみ[/ふりがな]を手に取った。

私の歌声は、無料です。
それは歌手活動を始めた時からある私の信念のようなものであり、それは抽選のライブチケットにあってもそうだと思っています。
会場設備費用などはもっぱらスポンサーの方々が出してくださります。
曲を聴くみんなが、私の歌声に価値があると思えば募金が増えます。募金が増えると貧しい子供達にパンを与えられます。
そうして、世界は巡ります。
君にも聞いて欲しくて、サイン入りの特別に取っておいたチケットを送りました。
君が、観客席から手を振ってくれることを祈って。

作者メッセージ

詩だけで物語をつなぐのは無理だ…
詩の限界を知りました。小説の文字って偉大やな。

2025/10/05 10:51

りゃんりゃん。
ID:≫ 5pplVSwPOVTKw
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