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#50

泥棒女の祝杯

「なんで泥棒なんかしてるの」
そう尋ねた。野暮かもしれない。金がないからに決まってるだろうに。
「天職だから」
女は答えた。のんびりとした、ごく普通の声色だった。
「天職、ね」
「そう、天職。モノを盗むのが天職だって、十五の時に気づいた。それからはずっとコレよ」
「良く捕まらなかったね」
「だから天職なんだってば」
かちんとグラスとグラスがぶつかる音がして、琥珀色の液体が夜の中で輝いた。

作者メッセージ

五十話!!もうこんなに経ったんだ…。これからも応援よろしくお願いします!

2026/04/17 17:14

りゃんりゃん。
ID:≫ 5pplVSwPOVTKw
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