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ショートショート•ショート小説

#13

怪我

彼女が怪我をした。
左腕を、真白で薬品くさい包帯で吊っている。
「死ぬかと思ったぁ」
見舞いに行くと、笑顔でそう言われた。
「死のうとしてたんでしょ?」と訊ねる。
「うん」
純真に頷く彼女は、羽の生えた天使のように見える。

二人が付き合う時、ある約束をした。
_______付き合ってる時は、自殺はやめ。取り残されたみたいに感じちゃうから。

「…約束は?」
「しょうがないっしょ」
彼女は笑う。死にたいのは、仕方がない。
本能なのだから。


幸せが壊れる音は、聴き慣れてしまっていた。



作者メッセージ

ますます不穏。

2026/02/27 17:46

りゃんりゃん。
ID:≫ 5pplVSwPOVTKw
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