虹桃の小さな物語②
撮影が終わったスタジオは、照明が落ちて、
パソコンの小さな光だけが部屋を照らしていた。
あなたが後片づけをしていると、
横ではゆあんくんがテンションMAXだった収録の反省会中。
「うわー今日も噛んだ!絶対言われるやつー!」
と、笑いながら頭を抱えている。
その隣で、えとさんは静かにケーブルをまとめていた。
ふと顔を上げて、ぽつり。
「でもさ、ゆあんくんが盛り上げてくれるから、
みんな笑顔になるんだよ。今日も…そうだった」
その言葉は、決して大きくない。
ほんとに、独り言みたいに小さかった。
ゆあんくんは笑うのを止めて、えとさんを見る。
その目の動きが、少しだけ揺れた。
「えとさん、急に褒めるじゃん…
そういうの、不意に言われると、マジで照れるんだって」
笑ってるのに、どこか本音がにじんでる。
えとさんは軽く肩をすくめて、
優しい声で続けた。
「本当のことだよ。
…ゆあんくんがいるだけで、空気が明るくなるんだ」
その一言が落ちた瞬間、
スタジオの静けさが、心にすっと染み込む。
ゆあんくんは、しばらく黙っていた。
普段の元気さがふっと薄れて、
いつもより素直な表情になっていく。
「……ありがとう。
えとさんにそう言われるの、なんか…嬉しいな」
胸の奥がきゅっとなる。
二人の間に流れる空気は、声よりも優しくて、
光よりも静かで、
でも確かに“特別”で。
恋じゃない。
だけど、何か大切なものがそこにあった。
あなたはそっと片づけを続けながら、
その空気を壊さないように、
ゆっくりと息を吸った。
――このチームの絆って、
こんな小さな瞬間に宿るんだな。
そう思えた夜だった。
パソコンの小さな光だけが部屋を照らしていた。
あなたが後片づけをしていると、
横ではゆあんくんがテンションMAXだった収録の反省会中。
「うわー今日も噛んだ!絶対言われるやつー!」
と、笑いながら頭を抱えている。
その隣で、えとさんは静かにケーブルをまとめていた。
ふと顔を上げて、ぽつり。
「でもさ、ゆあんくんが盛り上げてくれるから、
みんな笑顔になるんだよ。今日も…そうだった」
その言葉は、決して大きくない。
ほんとに、独り言みたいに小さかった。
ゆあんくんは笑うのを止めて、えとさんを見る。
その目の動きが、少しだけ揺れた。
「えとさん、急に褒めるじゃん…
そういうの、不意に言われると、マジで照れるんだって」
笑ってるのに、どこか本音がにじんでる。
えとさんは軽く肩をすくめて、
優しい声で続けた。
「本当のことだよ。
…ゆあんくんがいるだけで、空気が明るくなるんだ」
その一言が落ちた瞬間、
スタジオの静けさが、心にすっと染み込む。
ゆあんくんは、しばらく黙っていた。
普段の元気さがふっと薄れて、
いつもより素直な表情になっていく。
「……ありがとう。
えとさんにそう言われるの、なんか…嬉しいな」
胸の奥がきゅっとなる。
二人の間に流れる空気は、声よりも優しくて、
光よりも静かで、
でも確かに“特別”で。
恋じゃない。
だけど、何か大切なものがそこにあった。
あなたはそっと片づけを続けながら、
その空気を壊さないように、
ゆっくりと息を吸った。
――このチームの絆って、
こんな小さな瞬間に宿るんだな。
そう思えた夜だった。
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