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人によっては吐き気を催すような内容です。
ご注意下さい。
清らかな身で
あの子の親は狂ってる。
娘の処女をあんなに気にする親だなんて見たことがない。
確かに親として娘の貞操が気になるのは分かるが、家に帰る前は誰と何を何時までしていたのか事細かく伝えなければいけないなんて有り得ない。
それに、帰りが遅くなったら処女膜があるかを確認するだなんて狂ってる。
何より恐ろしいのは、あの子がそれを容認していることだ。
「こんなの普通のことだ」と言わんばかりの表情をして、この悍ましい話を私たちに聞かせた。
あの子自体は至って普通の女子高生で、頭もそれなりに良いし友人関係も悪くない。
それなのに、あの子は口にするのもためらうようなことを昔からされていた。
あの子に「そんなのはおかしい、普通の親なら絶対にやらない」と言うと、彼女は劣化の如く怒り出し手がつけられなくなる。
「私の両親はおかしくなんかない、これは普通のことなんだ」と。
私たちクラスメイトはもう諦めていて、誰もその話に触れることはなかった。
ある日、事件が起きてしまった。
あの子が、恋人と床を共にしてしまったのだ。
彼女は酷く焦っていて、「こんなことがバレたら両親に殺される。どうにかこのことを隠す方法を教えて欲しい」と私たちに言ってきた。
そうは言われても、家に帰ったら処女膜を確認されるし、私たち学生に処女のふりをする方法なんて分からない。
夜を共に過ごしてしまった以上、諦める他はないのだろう。
「恋人を連れて親に謝って、関係を認めてもらうしかない」
彼女にそう伝えると、発狂せんばかりに喚き散らして、「バレたらいけないの!私は清らかでいなくちゃいけないの!どうにかしてよ!ねぇ!ねぇ!」と繰り返していた。
私たちは彼女をなだめて、「仕方ないことだから、諦めてご両親に伝えよう」とできるだけ刺激しないように優しく言った。
「…分かっ、た」
たどたどしく答えるあの子の声は震えていた。
翌日、彼女は学校に来なかった。
その翌日も、次の日も。
数ヶ月後、あの子はやっと学校に来た。
しかし、その顔は血の気が失せて真っ青になっていて、心なしかやつれていた。
私たちは心配して席についた彼女に何があったのか尋ねると、彼女は唇を震わせながら教えてくれた。
要約するとこうだ。
帰宅した彼女が両親に起きたことを説明し、恋人との関係を認めてもらおうとした。
しかし両親は大激怒し、彼女を病院に無理矢理連れて行った。
そして、驚きの行動に出た。
「一生清らかな身体でいられるように」と彼女の子宮を摘出してしまった。
同意も無しに。
学校に来なかったのは入院していたのもあるが心の状態が安定していなくて学校に来られるような状態ではなかったからだそうだ。
「辛かったね」
私がそう声をかけると、あの子は口角を目一杯つり上げてこちらを見上げた。
「全く辛くなんかないよ。ずうっと奇麗な身体でいられることほど、嬉しいことはないでしょう?」
その笑顔が恐ろしくて、何も言わずに私は教室を出た。
廊下を歩きながら考えた。
あの子が子宮を取ったのは無意味なんじゃないか。
いくら子を宿すための器官を取ったとはいえ、彼女が処女ではないのは変えられない事実だ。
過去は変えられない。
「可哀想…なんて思うのは少し酷いかな」なんて考えながら、私は行く宛も無く廊下を歩き続けた。
ふと見た窓の外の晴れ渡った空が、目に染みるほど青く見えた。
娘の処女をあんなに気にする親だなんて見たことがない。
確かに親として娘の貞操が気になるのは分かるが、家に帰る前は誰と何を何時までしていたのか事細かく伝えなければいけないなんて有り得ない。
それに、帰りが遅くなったら処女膜があるかを確認するだなんて狂ってる。
何より恐ろしいのは、あの子がそれを容認していることだ。
「こんなの普通のことだ」と言わんばかりの表情をして、この悍ましい話を私たちに聞かせた。
あの子自体は至って普通の女子高生で、頭もそれなりに良いし友人関係も悪くない。
それなのに、あの子は口にするのもためらうようなことを昔からされていた。
あの子に「そんなのはおかしい、普通の親なら絶対にやらない」と言うと、彼女は劣化の如く怒り出し手がつけられなくなる。
「私の両親はおかしくなんかない、これは普通のことなんだ」と。
私たちクラスメイトはもう諦めていて、誰もその話に触れることはなかった。
ある日、事件が起きてしまった。
あの子が、恋人と床を共にしてしまったのだ。
彼女は酷く焦っていて、「こんなことがバレたら両親に殺される。どうにかこのことを隠す方法を教えて欲しい」と私たちに言ってきた。
そうは言われても、家に帰ったら処女膜を確認されるし、私たち学生に処女のふりをする方法なんて分からない。
夜を共に過ごしてしまった以上、諦める他はないのだろう。
「恋人を連れて親に謝って、関係を認めてもらうしかない」
彼女にそう伝えると、発狂せんばかりに喚き散らして、「バレたらいけないの!私は清らかでいなくちゃいけないの!どうにかしてよ!ねぇ!ねぇ!」と繰り返していた。
私たちは彼女をなだめて、「仕方ないことだから、諦めてご両親に伝えよう」とできるだけ刺激しないように優しく言った。
「…分かっ、た」
たどたどしく答えるあの子の声は震えていた。
翌日、彼女は学校に来なかった。
その翌日も、次の日も。
数ヶ月後、あの子はやっと学校に来た。
しかし、その顔は血の気が失せて真っ青になっていて、心なしかやつれていた。
私たちは心配して席についた彼女に何があったのか尋ねると、彼女は唇を震わせながら教えてくれた。
要約するとこうだ。
帰宅した彼女が両親に起きたことを説明し、恋人との関係を認めてもらおうとした。
しかし両親は大激怒し、彼女を病院に無理矢理連れて行った。
そして、驚きの行動に出た。
「一生清らかな身体でいられるように」と彼女の子宮を摘出してしまった。
同意も無しに。
学校に来なかったのは入院していたのもあるが心の状態が安定していなくて学校に来られるような状態ではなかったからだそうだ。
「辛かったね」
私がそう声をかけると、あの子は口角を目一杯つり上げてこちらを見上げた。
「全く辛くなんかないよ。ずうっと奇麗な身体でいられることほど、嬉しいことはないでしょう?」
その笑顔が恐ろしくて、何も言わずに私は教室を出た。
廊下を歩きながら考えた。
あの子が子宮を取ったのは無意味なんじゃないか。
いくら子を宿すための器官を取ったとはいえ、彼女が処女ではないのは変えられない事実だ。
過去は変えられない。
「可哀想…なんて思うのは少し酷いかな」なんて考えながら、私は行く宛も無く廊下を歩き続けた。
ふと見た窓の外の晴れ渡った空が、目に染みるほど青く見えた。
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