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縫合玩具

あたしね、昔、お人形を壊しちゃったことがあったの。
大切にしてたから、すっごく悲しくて、お母さんに「直して」ってお願いしたの。
そした、お母さんはちぎれかけてたお人形の腕を、糸で縫って、くっつけてくれたの。
あたしは、魔法みたいでびっくりして、お母さんに縫い方とかを教えてもらったの。
でも、すごくむつかしくて、なかなかできなかったの。
でも、長い間頑張ってたら、上達したの!
偉いでしょ?
中学校では、家庭科の時、先生に上手だねって、褒められたんだよ?あたし。









高校では、勉強についてけなくて、引きこもっちゃったけど、お母さんはあたしのことを叱らなかった。叱るのも、面倒だったのかもね。
あたしも反抗期で、夜、勝手に出歩いたりしてたけど、お母さんは知らないふりしてた。









こんなあたしも大学生になって(お母さんが行かせてくれたの)、勉強で忙しくなった。
ある日、友達に誘われて、ホストクラブに行ったの。
あの人たちは優しくて、あたしの悩みを聞いてくれた。
特に、「レイ」って人が、一番あたしに優しくしてくれた。
あたしは、レイを一番にするために、色んな手で金を稼いだの。
まあ色んな手って言っても、身体売るのが手っ取り早かったけどね。
レイとも付き合えて、幸せだった。
でも、レイとの子供ができちゃってさ。
堕ろす金も無かったし、仕方なく家で産んだの。
意外と可愛くて、育ててあげようと思ってたら、レイがハサミ持ってきて。
そのまま、赤ちゃんをバラバラに刻んじゃったの。
悲しくて悲しくて、泣いてたら、レイが「新聞で包んでゴミ箱にでも捨てとけ、気持ち悪りぃ」って。
自分の血を引いた子なのにね。
あたし、あの子を生き返らせたくて、体を直してあげたの。
針と糸を持って。
一針一針、丁寧に縫ってあげたのに。
手も、足も、綺麗に縫ってあげたのに。
つぎはぎの体でも、愛してあげたのに。
あの子が泣き声を上げることは、二度となかった。










泣いて、泣いて、泣き腫らして。
気づいたら、つぎはぎだらけの体を、抱きしめていた。
レイは蔑むような目であたしを見てた。
だから、縫ってあげた。
人を縫うのは、ほうごう?っていうらしいね。最近知ったの。
綺麗な目を見れなくなるのは残念だけど、仕方ないよね。
薄い、傷一つないまぶたに、針をゆっくり丁寧に刺して、糸を引っ張って。
痛い痛いって騒いでたから、口も縫ってあげた。
よく、ハロウィンで見るような風貌になってて、面白かったなぁ。











あたし以外の人を見れないね。
永遠に。

2024/10/14 14:52

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
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