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晩餐会に参加しませんか?

#1

晩餐会の始まり

俺は今、究極に金がない。
貧乏大学生にとって、バイトは命だ。
しかし、バイト先の定食屋は給料が少ない。
すずめの涙ほどもない。ミジンコの涙級。

常に金欠な俺は、とにかく稼げそうなバイトを探していた。
そんな時だった。
「晩餐会に参加しませんか?」
デカデカとした文字が目に入る。
晩餐会…要は夕飯食えってことか。
俺はカスみたいな解釈のまま、求人内容を確認した。


「晩餐会に参加するバイト
17:30〜24:00
応募後に届く招待状に従ってください。
日給7万円、即日支払い」

……拘束時間がずいぶんと長い。
午後5時半から午前0時となると、6時間半参加しなければならないということだが、晩餐会ってそんなに長いもんなのか?
いかんせんそんなお上品なものに参加した経験ゼロなもんで、相場が分からない。
とりあえず、高い給料に惹かれて応募してみた。


[水平線]

応募してから2、3日経った頃だろうか。
チラシでいっぱいになった郵便受けを開けると、やけに綺麗な手紙が出てきた。
よく、映画とかでフランスの貴族が読んでるような見た目だ。

部屋に入り手紙を開くと、中には丁寧な文字で色々と書いてあった。
「この度はご参加を決めてくださりありがとうございます。
日時は12月28日、17:30〜24:00まででございます。
是非、晩餐会にふさわしい服装でお越しください。」

ふさわしい服装ってなんだ。
スーツでも着ていけばいいのか?
兎にも角にも、28日は明日だ。
今からスーツを洗って、靴も少し磨こう。
身だしなみ…は明日の朝整えればいいだろう。

色々と考えていたせいで思考が絡まりそうだったが、一つだけ、別世界のように浮かぶ疑問があった。
「晩餐会と言えど、6時間以上も時間がかかることなんてないだろうに」
まあいいか、と考えを振り払い、明日に備えて布団にもぐった。

2025/12/28 13:15

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
コメント

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