プールと映画、あとココア
俺は昔、俗に言うやんちゃ坊主だった。
夏休み中は両親が営んでいる中華料理屋の手伝いをすることもあったが、基本上でドタバタしていた。
騒ぎすぎて親に怒られたりすることもしばしば…
さて、本題はここから。
うちの店には、必ず11時に来るおじさんがいたんだ。
毎日、きっかり11時に来る。
俺もおじさんのことはちょくちょく見かけてたし、変な人ではなかったから、俺もたまに話してた。
そんな夏休みのある日、両親は店で忙しそうに料理をしていた。
俺が暇をしてたら、そのおじさんが母親に声をかけた。
「もしよかったら、俺が面倒見とこうか?そっちも大変でしょ」
母親は「あら!じゃあお願いします!」と嬉しそうな返事をしていた。
翌日から、俺はおじさんと遊ぶことになった。
行くところは毎回一緒。
まず、ボロっちい映画館でゴジラの映画見て、お昼を食べる。
お昼を食べに行くとこは、映画館のすぐ近くにある町中華だった。
おじさんは毎回、ピータン豆腐とビール、そしてジャージャー麺を頼んでいた。
俺はいっつもチャーシュー麺だった。
お昼を食べたあと、二人で市民プールに行く。
プールって、入ったときは冷たいくせに、入ったあとはぬるいよなw
そんでプールから上がって、着替えたら、自販機でココアを買っていた。冷たいのじゃなくて、あったかいやつ。
真夏なのに変だって思うだろ?
これがプールで冷えた体にしみわたってじわぁーっとして美味いんだよ。
そっから家までいろんなことはなしながら歩いて帰る。
シンプルだけど、楽しかった。
おじさんは毎年、夏になると電話してくれてたんだよ。
毎年、おじさんから電話かかってくんのが楽しみでさ。
でも、俺も高校生になると、思春期だから、ちょっとめんどくさく感じてきてさ。
おじさんもそれを感じ取ったのか、電話来なくなったんだよ。
そんで、高校卒業して、大学生なって。社会人なって、結婚して、今。
こないだふと思い出してさ、親に電話してもらったんだ。
おじさん、元気だった。
昔と変わんない元気なクソデカい声で「よぉ!元気か?!日曜空いてんなら映画行ってプール行こうぜ!」ってさ。
しっかり行ってきたさ。
なんにも、変わってなかった。、
あのボロっちい映画館も、あの町中華の味も、プールの塩素臭さも。
あの自販機も、まだまだ現役だったよ。
二人でプールで全力で遊んで、上がってからまた、あのココア飲んだんだよ。
あのココアの味も、変わってなかった。
俺たちの再会を祝福するかのような、青空が広がってたよ。
夏休み中は両親が営んでいる中華料理屋の手伝いをすることもあったが、基本上でドタバタしていた。
騒ぎすぎて親に怒られたりすることもしばしば…
さて、本題はここから。
うちの店には、必ず11時に来るおじさんがいたんだ。
毎日、きっかり11時に来る。
俺もおじさんのことはちょくちょく見かけてたし、変な人ではなかったから、俺もたまに話してた。
そんな夏休みのある日、両親は店で忙しそうに料理をしていた。
俺が暇をしてたら、そのおじさんが母親に声をかけた。
「もしよかったら、俺が面倒見とこうか?そっちも大変でしょ」
母親は「あら!じゃあお願いします!」と嬉しそうな返事をしていた。
翌日から、俺はおじさんと遊ぶことになった。
行くところは毎回一緒。
まず、ボロっちい映画館でゴジラの映画見て、お昼を食べる。
お昼を食べに行くとこは、映画館のすぐ近くにある町中華だった。
おじさんは毎回、ピータン豆腐とビール、そしてジャージャー麺を頼んでいた。
俺はいっつもチャーシュー麺だった。
お昼を食べたあと、二人で市民プールに行く。
プールって、入ったときは冷たいくせに、入ったあとはぬるいよなw
そんでプールから上がって、着替えたら、自販機でココアを買っていた。冷たいのじゃなくて、あったかいやつ。
真夏なのに変だって思うだろ?
これがプールで冷えた体にしみわたってじわぁーっとして美味いんだよ。
そっから家までいろんなことはなしながら歩いて帰る。
シンプルだけど、楽しかった。
おじさんは毎年、夏になると電話してくれてたんだよ。
毎年、おじさんから電話かかってくんのが楽しみでさ。
でも、俺も高校生になると、思春期だから、ちょっとめんどくさく感じてきてさ。
おじさんもそれを感じ取ったのか、電話来なくなったんだよ。
そんで、高校卒業して、大学生なって。社会人なって、結婚して、今。
こないだふと思い出してさ、親に電話してもらったんだ。
おじさん、元気だった。
昔と変わんない元気なクソデカい声で「よぉ!元気か?!日曜空いてんなら映画行ってプール行こうぜ!」ってさ。
しっかり行ってきたさ。
なんにも、変わってなかった。、
あのボロっちい映画館も、あの町中華の味も、プールの塩素臭さも。
あの自販機も、まだまだ現役だったよ。
二人でプールで全力で遊んで、上がってからまた、あのココア飲んだんだよ。
あのココアの味も、変わってなかった。
俺たちの再会を祝福するかのような、青空が広がってたよ。
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