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空腹の時は読まないでください。
余計にお腹空きます。

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幸せ

「あ〜…お腹空いたぁ」
晴れた土曜の11時。
一人暮らしの部屋に、私の間抜けな声が反響する。
「なんかないかなぁ」と言いながら棚を開ける。
棚の中は空っぽだった。
空の棚にショックを受けつつ、冷蔵庫に望みをかけて、祈りながら冷蔵庫の扉を開ける。
何も…ない。
「くっそぉ…なんでスーパー寄らなかったんだよ昨日の私ぃ…」と、昨日の自分に文句を言いつつ、今日のお昼ご飯をどうしようかと考えていた。
できるだけ手間がかからず、美味しいもの…。
インスタントラーメン。
この天才的なアイデアを思いついた私は、そうと決まれば早く行かなきゃと思い、財布を手に取り、学生の頃のジャージ姿で近所のスーパーに向かった。












外は少し肌寒い。
もうじき冬がやってくる。
やっぱこういうときはラーメンに限るなぁと思いつつ、スーパーまで走った。











スーパーの中に入る。
冷たい風が顔に吹いてきて、少し頬が痛かった。
野菜売り場を通り過ぎ、お肉があるコーナーも通り過ぎた。
そして、乾麺売り場に到達すると、自分の好きなラーメンを探した。
サッポロ一番の塩ラーメンと味噌ラーメンが置いてある。これは悩む。とにかく悩む。
塩のさっぱりしていつつ濃厚な味。
味噌のこってりとした旨みも捨てがたい。
しばらく悩んで、私は塩味を一袋、味噌味を一袋買うことにした。
カゴの中に入れて、アルコール系が置いてあるところへ向かう。
ビールを2缶手に取り、カゴの中に放り込む。
おつまみのコーナーに向かい、チー鱈とスルメをカゴに放る。
しょっぱいものだけじゃ飽きるので、スイーツコーナーでスフレプリンとシュークリームを買った。
レジでお会計を済ませ、外に出る。
……寒い。













部屋の中に入り、速攻で暖房をつける。
そしてビールとスイーツたちを冷蔵庫にしまい、小鍋にお湯を沸かす。
スープを入れたお湯の中に麺を入れ、少し待ってからほぐす。
タイマーをセットして、録画してあった番組を観ながら待つ。
ラーメンが完成したので、器に移し、箸を持ってテーブルに移動した。
湯気が顔に当たる。
いい香りがただよう。
麺を持ち上げ、豪快にすする。
うまい。
寒かったから余計にうまい!
あっさりした塩味とフライ麺の油っぽさが組み合わさってノーベル賞ものの美味しさだ。
私は冷蔵庫からビールを取り出し、缶を開けた。
そして、ラーメンと一緒に口に含む。
美味しすぎて大気圏突破しそうだった。
食後のデザートとして、シュークリームの袋を開ける。
ちなみに、私はカスタードオンリーが大好きだ。
一口噛むと、とろっとしたカスタードの甘さとコクが口いっぱいに広がる。
こりゃ最高だ。
夢中でシュークリームを食べて、テレビを見て。
なんて幸せな休日なんだろう。
そんなことを思っていたら、睡魔が襲ってきた。
おつまみは明日食べようかな、なんて考えながら、私は自分の意思に逆らわず、クッションを枕がわりに頭の下に置いて、ゆっくりと目をつむった。

2024/10/11 21:10

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
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