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グロテスクな描写や動物が傷つけられる描写が含まれます。
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双子と聞くと、「そっくり、なぜかしら美形、厄介事に巻き込まれがち」というイメージが湧いてくるのは私だけだろう。
これらはきっと、小説の読み過ぎなのと私の幼馴染に影響されているんだと思う。
昔、私の住んでいた地区には双子の姉弟がいた。
姉は「西崎 幸」と言って、弟は「西崎 薫」と言った。
二人とも大層な美人で、男女問わず人気だった。
今でも二人の真っ白な肌、透き通るような鼻筋、切長の目ははっきりと思い出せる。
周りの子供達とこれといった違いはなく、至って普通の子供だった。
強いて言えば、二人はまだ五歳の時に誘拐されたことがある。
犯人は少し離れた場所に住む中年の男で、既に逮捕されている。
犯行動機は明らかにされておらず、警察署に自首してきたことにより事件は収束した。
しかし、この一件のせいか、幸は軽いトラウマが残ってしまったようで、一時期はカウンセラーのところに通っていた。
それに加え、幸は弟の薫に対し少々過保護になっていた。
友達と遊びに行く薫に対し、「気をつけてね、何かあったら姉さんに連絡してね」などと毎回噛んで含めるように言っていた。
薫の方はあまり嫌がらず、分かった分かったと呆れたような、幼子を宥めるような返事をしていた。
実際に薫に聞いた話だと、ある日友人と遊びに行った時に幸から物凄い勢いで電話が掛かって来たことがあったらしい。
薫が電話に出ると、幸が焦ったような口調で矢継ぎ早に質問を投げかけて来たそうだ。
「薫!怪我してない?!大丈夫?!何もない?!」
薫は姉の言葉に戸惑った。
「どうしたのさ姉さん……?そんなに焦って。僕は無事だよ、心配しないで」
「ああ、よかった。なんだか急に薫のことが心配になっちゃって。ごめんね、急に電話して」
「うん。またね」
そう言って薫は電話を切ったそうだ。
一緒にいた友人は薫のことを[漢字]揶揄[/漢字][ふりがな]からか[/ふりがな]った。
「お前の姉ちゃんブラコンなの?笑」
その言葉に恥ずかしさを覚えた薫は、帰宅後、幸に文句を言った。
「姉さん!僕が友達といる時にああやって電話するのやめてよ!友達に笑われたんだけど?!」
薫の言葉に幸は首を傾げた。
「何言ってるの?私電話してないよ」
薫は本気で困惑した。
確かに、薫のスマホには幸からの着信履歴が残っていた。
薫はそれを幸に見せると、幸は驚いた。
「え……?何、これ……。私、この時間は昼寝してたから電話なんてできなかったはずなのに」
二人とも背筋が凍ったらしい。
後日この話をしてくれた時の二人の表情は、とても創作話をしているようには見えなかった。
これらはきっと、小説の読み過ぎなのと私の幼馴染に影響されているんだと思う。
昔、私の住んでいた地区には双子の姉弟がいた。
姉は「西崎 幸」と言って、弟は「西崎 薫」と言った。
二人とも大層な美人で、男女問わず人気だった。
今でも二人の真っ白な肌、透き通るような鼻筋、切長の目ははっきりと思い出せる。
周りの子供達とこれといった違いはなく、至って普通の子供だった。
強いて言えば、二人はまだ五歳の時に誘拐されたことがある。
犯人は少し離れた場所に住む中年の男で、既に逮捕されている。
犯行動機は明らかにされておらず、警察署に自首してきたことにより事件は収束した。
しかし、この一件のせいか、幸は軽いトラウマが残ってしまったようで、一時期はカウンセラーのところに通っていた。
それに加え、幸は弟の薫に対し少々過保護になっていた。
友達と遊びに行く薫に対し、「気をつけてね、何かあったら姉さんに連絡してね」などと毎回噛んで含めるように言っていた。
薫の方はあまり嫌がらず、分かった分かったと呆れたような、幼子を宥めるような返事をしていた。
実際に薫に聞いた話だと、ある日友人と遊びに行った時に幸から物凄い勢いで電話が掛かって来たことがあったらしい。
薫が電話に出ると、幸が焦ったような口調で矢継ぎ早に質問を投げかけて来たそうだ。
「薫!怪我してない?!大丈夫?!何もない?!」
薫は姉の言葉に戸惑った。
「どうしたのさ姉さん……?そんなに焦って。僕は無事だよ、心配しないで」
「ああ、よかった。なんだか急に薫のことが心配になっちゃって。ごめんね、急に電話して」
「うん。またね」
そう言って薫は電話を切ったそうだ。
一緒にいた友人は薫のことを[漢字]揶揄[/漢字][ふりがな]からか[/ふりがな]った。
「お前の姉ちゃんブラコンなの?笑」
その言葉に恥ずかしさを覚えた薫は、帰宅後、幸に文句を言った。
「姉さん!僕が友達といる時にああやって電話するのやめてよ!友達に笑われたんだけど?!」
薫の言葉に幸は首を傾げた。
「何言ってるの?私電話してないよ」
薫は本気で困惑した。
確かに、薫のスマホには幸からの着信履歴が残っていた。
薫はそれを幸に見せると、幸は驚いた。
「え……?何、これ……。私、この時間は昼寝してたから電話なんてできなかったはずなのに」
二人とも背筋が凍ったらしい。
後日この話をしてくれた時の二人の表情は、とても創作話をしているようには見えなかった。