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自殺表現があります。
小説内に出てくる名前は、実在の方とは関係ありません。不快に思われてしまったら申し訳ございません。、
アイビー
あたしには、好きな子がいた。
色白で可愛い、黒髪の子。いっつも難しい本を読んでいて、その横顔も愛おしかった。
でもその子は、あたしに見向きもしてくれなかった。
あたしは、ずっとあの子のことを想ってたのに。
どうしたら、あの子はあたしの方を見てくれるの?
悩んだ末に出た結論は、やっぱり正しかった。
あたしは友達に頼んで、あの子が孤独になるように仕向けた。
内容はありふれたものだけど、あの子は辛かったみたいだ。
そんな心の弱ったあの子の心に寄り添うのは、容易いことだった。
涙を堪えるあの子に対し、「辛かったね。」「あたしは味方だよ。」「苦しいときは、いっぱい泣いていいんだよ。」そんな言葉をかけてあげた。
あの子の好きな、桜の花の髪飾りもあげた。
そうしたら、あの子はあたしのことだけを見てくれると思ってた。
そう思ってたのに……。
あの子は飛び降りてしまった。
学校の屋上から。
綺麗だったあの子は、いなくなってしまった。
遺書なんて、無かった。
ただ、綺麗に揃えられた上履きと、いつの日かあたしがあの子にあげた、桜の髪飾りが置いてあった。
あの子のお葬式では、誰も泣いていなかった。
家族は泣いてたけど、同級生は誰も泣いてなかった。
これで、あの子は永遠にあたしのもの。
そう思うと、笑みがこぼれた。
あたしはあの子のお母さんに頼み込んで、桜の髪飾りをもらった。
髪飾りは今でも、あたしの部屋の机の上に置いてある。
「ずっと一緒にいるからね。」
髪飾りに話しかけると、飾りの部分が妖しくきらめいた。
有希「ゆき」。あの子の名前。
希望のあったはずの人生を願ってたんだろうけど、結局は、希望なんかさらさらなかったんだね。
あたしだけが、有希の希望なんだよ。
…絶対に離さないからね、有希。
色白で可愛い、黒髪の子。いっつも難しい本を読んでいて、その横顔も愛おしかった。
でもその子は、あたしに見向きもしてくれなかった。
あたしは、ずっとあの子のことを想ってたのに。
どうしたら、あの子はあたしの方を見てくれるの?
悩んだ末に出た結論は、やっぱり正しかった。
あたしは友達に頼んで、あの子が孤独になるように仕向けた。
内容はありふれたものだけど、あの子は辛かったみたいだ。
そんな心の弱ったあの子の心に寄り添うのは、容易いことだった。
涙を堪えるあの子に対し、「辛かったね。」「あたしは味方だよ。」「苦しいときは、いっぱい泣いていいんだよ。」そんな言葉をかけてあげた。
あの子の好きな、桜の花の髪飾りもあげた。
そうしたら、あの子はあたしのことだけを見てくれると思ってた。
そう思ってたのに……。
あの子は飛び降りてしまった。
学校の屋上から。
綺麗だったあの子は、いなくなってしまった。
遺書なんて、無かった。
ただ、綺麗に揃えられた上履きと、いつの日かあたしがあの子にあげた、桜の髪飾りが置いてあった。
あの子のお葬式では、誰も泣いていなかった。
家族は泣いてたけど、同級生は誰も泣いてなかった。
これで、あの子は永遠にあたしのもの。
そう思うと、笑みがこぼれた。
あたしはあの子のお母さんに頼み込んで、桜の髪飾りをもらった。
髪飾りは今でも、あたしの部屋の机の上に置いてある。
「ずっと一緒にいるからね。」
髪飾りに話しかけると、飾りの部分が妖しくきらめいた。
有希「ゆき」。あの子の名前。
希望のあったはずの人生を願ってたんだろうけど、結局は、希望なんかさらさらなかったんだね。
あたしだけが、有希の希望なんだよ。
…絶対に離さないからね、有希。
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