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その奇跡が何回も起きたらそれは奇跡と呼べるだろうか

#3

とある奇跡を呼び起こす少女たち

 チュンチュン。小鳥が鳴いている。朝だ。希望に満ちた朝だ。そう信じたい俺だ。
「おはようございますです」
 おい、ちょっと待たれよ。俺の腹の上になんか乗っかってんだけど!?
 俺が寝ぼけ眼でぽ~っとしながら目を向けると、おやおやそこには昨夜のきゃわいい金髪ツインテールのおにゃのこがいるではないか。幻覚か? まだ疲れてんのか俺?
「寝よ」
 俺は二度寝を敢行しようとした。
「おや、また寝るのですか? しょうがないですね。
ならば私はこのグラビア雑誌のチャンネーを拝むとしましょうか」
「うおおおおおおおおおお!?」
 なんか急に目ぇ覚めましたわ!
 俺はガバッ! とベッドから急に上体起こしをする。
「わあ~です」
 そのまま金髪ツインテールのおにゃのこがベッドの側面に転がる。
「な、な、実体がある、だと……!」
 幻覚じゃなかったんか~~~~~~い!
 びっくりきんとんだわ~~~~~~!
「美少女降臨です」
 ベッドの上で立ち上がる金髪ツインテールのおにゃのこ。俺はタラリと頬に一筋の汗を垂らす。
「な、なぜ俺の部屋に?」
「奇跡です」
「え?」
 俺の疑問に即答されたがイミフな俺だ。
「あなたは、奇跡を使いました。その代償です」
「ちょ、ちょ、ちょ、待ってくれ」
 俺は慌てて手を前に突き出す。朝っぱらで頭回んねーって。
「な、な、な、何ですか」
 さっと小さい手を前に突き出す金髪ツインテールのおにゃのこ。いや真似せんでいい。
「その、奇跡っつーの? で俺の部屋に忍び込んだってこと?」
「現れた、という表現が正しいです」
 俺は頭をガシガシする。
「えーと、とりま名前を聞いていいか?」
 金髪ツインテールの少女はコクンと頷く。
「はい。私の名前はジンカです」
「ジンカちゅわん?」
「ですです」
「おお。んで、その、代償っつったか? それは……」
「はい。奇跡を使うには代償が必要なのです」
「まあ、そんなうんめえ話はねーですよってこと?」
「ですね。奇跡、というのは無料で、というわけにゃあいかないのですよ」
「そっか。世の中きびちーね」
 でも俺はへこたれナッシング。
「はい。そしてその代償というのが今この場にいる、というものなんです」
「どっこと? マネーとかじゃないん?」
「まあ、色々ありますが……あなたの場合、奇跡を私たちに使いましたので」
「ほえ?」
 未だに頭が回転しない俺に、ズイッとジンカは顔を近づけて言った。
「あなたの奇跡によって、私たちは、奇跡を授かり、その代償として私は今この場にいます」
 お、俺の奇跡? なんのこっちゃ。まあ、とりあえず言わせてくれ。
 おはようございます。

作者メッセージ

朝の挨拶は大事です。今日も奇跡の1日が始まります。次もよろしくですです。

2024/11/07 12:19

トモットモ
ID:≫ 30.IG5YwVP6TM
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奇跡軌跡少女フリーター代償

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