今日は珍しく、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。時刻は午前5:45。あまりにも早い起床に自分でも驚く。昨日は試合があったばかりなのに。疲れもあまりとれていないように感じる。
重い体を起こし、カーテンを少しめくってみる。朝はもうすぐそこまで来ていた。太陽が頭を出し、街を照らしていく。今日も1日が始まると、俺に語りかけるように。
まだ誰も起きていないようなので、物音を立てないようにリビングへ向かった。暗い室内には、ぼんやりと机や椅子の形がぼんやりと浮かんでいた。
「もうひと眠りするか…」
独り言をつぶやき、振り返る。と、
「うわっ!」
思いっきり尻もちをついた。後ろにはいつからいたかも分からない、母さんがいた。
「どうしたの颯太、こんな早い時間に」
母さんは表情こそ見えないものの、声は驚いているようだった。
「びっくりさせんなよ。ちょっと目が覚めただけだ。」
「ふーん…」
母さんは、怪しいと言わんばかりの調子で、俺の横を通り過ぎる。
「母さんこそ、なんでこんな時間に?」
俺はわざと母さんの方を向かずに聞いた。
「今日、仕事7時からだから。」
母さんはそっけなく返す。俺も適当に「ふーん」と返しておいた。
俺は部屋に戻り、ベッドに体を預けた。
起きたころから何かが、引っかかっている。昨日のバスケの試合で何かあった気がする。どうも思い出せない。別にミスをしたわけじゃないし、何なら3回戦を突破した。ライバルも倒せた。じゃあなんだ?
…ふと、一人の男の名前を思い出した。「水瀬律」。確か、昨日試合を見に来ていたはず。
そうか。昨日俺は、水瀬に手を振った。女子の近くに男子がいたから、気になって声をかけたのだ。よく見えなかったが、水瀬は困惑しているように見えた。
[大文字]その様子。その様子こそが、俺の頭から離れなかったのだ。[/大文字]
「水瀬律、か」
呟いてみる。2年になって、初めて同じクラスになった男子。いつも一人でいて、公の場で声をあげることもなく、目立たない。俺も、昨日名前を呼ぶまであまり関わっていなかったことを思い出す。そりゃ、あいつ、困惑するわな。
「今日、話してみっか」
俺は天井を見上げ、しばらくボーっとしていた。
その後、俺は睡魔に負け、目覚ましが鳴る時間まで眠りについていた。
重い体を起こし、カーテンを少しめくってみる。朝はもうすぐそこまで来ていた。太陽が頭を出し、街を照らしていく。今日も1日が始まると、俺に語りかけるように。
まだ誰も起きていないようなので、物音を立てないようにリビングへ向かった。暗い室内には、ぼんやりと机や椅子の形がぼんやりと浮かんでいた。
「もうひと眠りするか…」
独り言をつぶやき、振り返る。と、
「うわっ!」
思いっきり尻もちをついた。後ろにはいつからいたかも分からない、母さんがいた。
「どうしたの颯太、こんな早い時間に」
母さんは表情こそ見えないものの、声は驚いているようだった。
「びっくりさせんなよ。ちょっと目が覚めただけだ。」
「ふーん…」
母さんは、怪しいと言わんばかりの調子で、俺の横を通り過ぎる。
「母さんこそ、なんでこんな時間に?」
俺はわざと母さんの方を向かずに聞いた。
「今日、仕事7時からだから。」
母さんはそっけなく返す。俺も適当に「ふーん」と返しておいた。
俺は部屋に戻り、ベッドに体を預けた。
起きたころから何かが、引っかかっている。昨日のバスケの試合で何かあった気がする。どうも思い出せない。別にミスをしたわけじゃないし、何なら3回戦を突破した。ライバルも倒せた。じゃあなんだ?
…ふと、一人の男の名前を思い出した。「水瀬律」。確か、昨日試合を見に来ていたはず。
そうか。昨日俺は、水瀬に手を振った。女子の近くに男子がいたから、気になって声をかけたのだ。よく見えなかったが、水瀬は困惑しているように見えた。
[大文字]その様子。その様子こそが、俺の頭から離れなかったのだ。[/大文字]
「水瀬律、か」
呟いてみる。2年になって、初めて同じクラスになった男子。いつも一人でいて、公の場で声をあげることもなく、目立たない。俺も、昨日名前を呼ぶまであまり関わっていなかったことを思い出す。そりゃ、あいつ、困惑するわな。
「今日、話してみっか」
俺は天井を見上げ、しばらくボーっとしていた。
その後、俺は睡魔に負け、目覚ましが鳴る時間まで眠りについていた。