「ねえ、⚪︎⚪︎さん、次の予定は何?」
『次は………、コンテストの結果発表ですね』
マネージャーの名前を呼び、質問をする。
僕は、男性アイドルユニットの犬系男子担当。
次は、僕個人の歌のコンテストの、結果発表。
「そっか、ありがとう!」
『そろそろですね。あ、webに貼られてます。見てみてください。』
「ほんとだ。ああ、だめだったか………」
『それでもすごいですよ!1位でこそ無いですが………』
評価を見ると、×、×、⚪︎…………。
やっぱり、そうかぁ。
満点なんかには、程遠い、バツ。
そんな、憐れみの目を向けないでほしい。
僕は、何にもない、いろんな現実から目を背けているだけの小僧。
『次はテレビ番組で新曲初披露、ですね。移動の準備を始めましょう。』
「そうだね、わかった。」
車に乗り込み、外の景色を眺める。
車内に沈黙が流れた。
しばらく経つと、目的地に着いたようで、マネージャーが話しかけてきた。
『××さん、つきましたよ。』
「はぁい。」
降りると、さっさと楽屋へ向かう。
楽屋には、すでに数人のメンバーがいた。
誰も、何も言わない。
そんな中、空気を読まずにディレクターが言う。
『そろそろCM空けます!みなさんスタンバイお願いします!』
スタンバイを終えると、『その顔』になる。
パフォーマンスが終わり、歓声が上がる。
ファンが湧き、僕の名前を呼ぶ。
僕は、このアイドルユニットの顔のような存在だ。
歌よりダンスが得意なのが特徴らしい。
どれだけ褒め称えられても、全く足りない。
愛が、欲しい。
まだまだ、いっぱい。
全然、足りない。
本番が終わり、今日の仕事が終わり、自宅へ帰る。
そして、防音室にこもって叫ぶように歌う。
声が枯れるくらい、心を込めて力強く
『我』を突き通すように、自分を、歌声に乗せて。
正解なんて全っ然わかんない!
正解は、僕自身だ、×がいっぱいであったっていいはずだ、と言うように、深く、濃く想いを叩きつけるように。
認められなくってもいい。
×がいっぱいでもいい。
僕の回答を丸つけしていいのは、僕だけだから!
そして、歌う。
次の日の、ライブステージに立つ。
さあ、思いっきり歌おう。
声が枯れてしまうくらいにね!
全ての感情を乗せたメロディが、ドーム中に響く。
これが、僕の持つ全てだ。
『次は………、コンテストの結果発表ですね』
マネージャーの名前を呼び、質問をする。
僕は、男性アイドルユニットの犬系男子担当。
次は、僕個人の歌のコンテストの、結果発表。
「そっか、ありがとう!」
『そろそろですね。あ、webに貼られてます。見てみてください。』
「ほんとだ。ああ、だめだったか………」
『それでもすごいですよ!1位でこそ無いですが………』
評価を見ると、×、×、⚪︎…………。
やっぱり、そうかぁ。
満点なんかには、程遠い、バツ。
そんな、憐れみの目を向けないでほしい。
僕は、何にもない、いろんな現実から目を背けているだけの小僧。
『次はテレビ番組で新曲初披露、ですね。移動の準備を始めましょう。』
「そうだね、わかった。」
車に乗り込み、外の景色を眺める。
車内に沈黙が流れた。
しばらく経つと、目的地に着いたようで、マネージャーが話しかけてきた。
『××さん、つきましたよ。』
「はぁい。」
降りると、さっさと楽屋へ向かう。
楽屋には、すでに数人のメンバーがいた。
誰も、何も言わない。
そんな中、空気を読まずにディレクターが言う。
『そろそろCM空けます!みなさんスタンバイお願いします!』
スタンバイを終えると、『その顔』になる。
パフォーマンスが終わり、歓声が上がる。
ファンが湧き、僕の名前を呼ぶ。
僕は、このアイドルユニットの顔のような存在だ。
歌よりダンスが得意なのが特徴らしい。
どれだけ褒め称えられても、全く足りない。
愛が、欲しい。
まだまだ、いっぱい。
全然、足りない。
本番が終わり、今日の仕事が終わり、自宅へ帰る。
そして、防音室にこもって叫ぶように歌う。
声が枯れるくらい、心を込めて力強く
『我』を突き通すように、自分を、歌声に乗せて。
正解なんて全っ然わかんない!
正解は、僕自身だ、×がいっぱいであったっていいはずだ、と言うように、深く、濃く想いを叩きつけるように。
認められなくってもいい。
×がいっぱいでもいい。
僕の回答を丸つけしていいのは、僕だけだから!
そして、歌う。
次の日の、ライブステージに立つ。
さあ、思いっきり歌おう。
声が枯れてしまうくらいにね!
全ての感情を乗せたメロディが、ドーム中に響く。
これが、僕の持つ全てだ。