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#4

一章の終わり─第二章

[水平線]
空調を確認しても、設定温度は変わっていない。
風邪気味なのだろうか?
いや、仮に風邪を引いているとしても、原稿を確認し終えなければ。
[水平線]


神社に着くまでの道のりで、るかちゃんはずっと泣いていました。
何か言ってた気がするんですけど、あんまり聞き取れなかったですねぇ。

神主さんだったかな?
本殿に着いても泣き続けるるかちゃんをなだめてました。
「おめでとう。花嫁に選ばれるのは喜ばしいことだからね。町のためにも、頑張ってね」
るかちゃん、神主さんの言葉が耳に入らないくらい感極まってたんでしょうね。
もうずーっと泣いてたんですよぉ!

そのあと、嫁入りの儀式は無事に終わりましたよ。
息子さんも見つかりましたしね。

あっ、もうインタビュー終わりですか?
わかりました。
ありがとうございました〜。


[水平線]
第一章だけでもなかなかなボリュームだった。
ここだけでも、閉鎖的な田舎の嫌なところが存分に出ている。

さて、第二章に移ろう。
これも、誰かへのインタビュー記録として書かれているようだ。

[水平線]

あっ、はい。
えーと、私の故郷について話を聞きたい…んでしたよね?
私、⬛︎⬛︎⬛︎町の出身なんです。
結構な田舎ですよ。(笑う)
それに、昔からの変な…儀式って言うのかな、よくわかんない風習が残ってるんですよ。

今もやってるんですけど、聞きましたか?
嫁入りの話。
選ばれた女の子が花嫁になって、フタメサマに嫁入りするやつ。

[水平線]
この口調からして、話し手はきっと町を離れて長いのだろう。
[水平線]

あっ、ご存知でしたか!
失礼しました。
つい先日も、行われたそうですね。
確か、⬛︎⬛︎さんとこの息子さんを探すために、一人出したのでしょう?
可哀想ですよねえ、あんなバカ息子のために花の10代で命を散らすなんて。

さっきインタビューした子から聞きませんでした?
その花嫁…るかちゃんの話。
あの子、詳しいこと言ってるようで肝心なことは喋らないんですよ。
私が、お話ししますね。

2026/04/13 18:08

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
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