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#2

第一章─インタビュー記録

原稿の1ページ目には「フタメサマ」と大きく書かれていた。
パッと見、よくある民俗系ホラーだ。
次のページを見ると、本文の第一章が書かれていた。
どうやら、少女へのインタビューのような文章で話が進んでいくらしい。


[水平線]

あのー、もうカメラ回ってます?
はい、「フタメサマ」の話が聞きたいんですよね?
……え?違うんですか?
ああ、すみません。私の友人の死についてでしたか。
あの子──るかちゃんは、私の小学生の頃からの友達だったんです。
頭が良くて、優しくて。
みんなに愛されるような子だったんです。
[水平線]
何とも典型的だ。
[水平線]

でも、るかちゃんの友達は私だけでした。
あの子は、私以外と友達になるのをすごく嫌がっていたんです。
どうしてかはわからないです。
でも、とにかく私だけと話そうとしてました。
……すみません、少し、気分が。

ごめんなさい、るかちゃんのことを思い出すといつもこうなんです。
ええ、あの日もるかちゃんはいつも通りでした。
普段通り学校に来て、私の机の前に座って、こちらに話しかけてきました。

普段なら笑顔で対応するんですけど、その日は少しイラついてて。
るかちゃんを突き放すようなことを言ってしまったんだと思います。
[水平線]
「と思う」とは、これまた不自然だ。無自覚なのか、覚えていないのか。
[水平線]
るかちゃん、悲しそうに笑ったあと、他の人のとこに行きました。
私、それがどうにも悲しくて。
おかしいですよね、自分が突き放したくせに、悲しくなるなんて。
何も言葉を交わさないまま、時間が過ぎていきました。


その日の放課後、帰ろうとしたら、るかちゃんに話しかけられたんです。
「今日、フタメサマがいらっしゃる日だね」って。
完全に忘れてて、「えっ、そうだっけ」って言っちゃったんです。
そしたら、るかちゃんは笑ってました。
「そうだよ、ほんと、[漢字]茉桜[/漢字][ふりがな]まお[/ふりがな]ちゃんは忘れんぼうだなぁ」
私も笑って誤魔化してたんです。
そしたら、るかちゃんが……。
ごめんなさい、ごめんなさい。
ちょっと、休んでもいいですか…?

すみません、落ち着きました。
その、るかちゃんがですね、あの───。
「私、選ばれたんだから。絶対見に来てね」って。

2026/03/26 10:06

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
コメント

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