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VOCALOID楽曲のパロディ小説です。
こちらはあくまでも二次創作ですので読み終わったら原作曲を聴きましょう。
[太字][大文字][大文字]この小説はなきそ様の「ド屑」という曲の二次創作小説です。[/大文字][/大文字][/太字]
[水平線]
[太字]「馬鹿な女、まんまとかかった 」[/太字]
黒く蠢く曇天の下、誰かがにやりとほくそ笑む。
それは雨が降る前の湿気た蛙の匂いのような、酷く意識に介在する笑み。
何色か読めない短い髪がその濡れた風に靡いて実に扇情的だった。
[太字]「なんで?なんでなの?」[/太字]
[漢字]携帯電話[/漢字][ふりがな]スマートフォン[/ふりがな]を片手に発狂する女。
綺麗な茶髪の髪をサイドに編むように掛ける若い女性。
だがその瞳に光は微塵も宿っていなかった、まるで生気が無かったのだ。
やがて彼女は”そんなもんか”と諦めるように[漢字]蹲[/漢字][ふりがな]うずくま[/ふりがな]るのをやめた。
つかつかと巨大なフリルスカートを軽く掴みながら歩き出した。
数時間後‥‥
「やっと見つけた 」
頬に不気味な薄笑いを浮かべながら部屋から出てきた茶髪の女。
「待っててね、君に一切の拒否権無いから 」
数時間後‥‥
「なんで!?ねぇ…なんで?なんでそんな事するのっ・・・・・!!」
涙混じりの声がかすれて最後まで出ない、それぐらい苦しいの。
貴方も分かってる筈でしょう ?
どうして私を裏切るの ?
『俺を望んだのはお前だろ、今更だ 』
「でもっ!!・・・・・待って!ねぇ、やめて!!なんで! 」
『こんな男に騙されたのがいけなかったな、馬鹿な女 』
「やめて…!置いて行かないで!!なんで!?なんでなの!?貴方!どういうつもりなの!」
『もういい、お望み通りの末路だろ 』
違う、こんなの望んでなかった、私は知らない。
なんで・・・・・なんでなの、私はこんなに貴方に尽くしたのに。
お金だって出した、愛だって捧げた、体だって心だって貴方の色になった。
使うだけ使ったら用無しって事なの?
鍵を開けて彼は自分の家から出ようとしたみたい。
駄目だよ、とばかりに待ったをかけた。
『…だからどうしたと聞いているんだ 』
酷く苛立ったような、初めて聞いた彼の声だった。
いつもあんなに甘々だったのにな。
なんて思い返すと余計寂しくなってしまう。
[太字]「黙って私に従って 」[/太字]
精一杯ドスの効いた声を発した。
それを合図にスカートの下の布からハンマーを取り出す。
何か言おうと口を開きかける彼の頭に向けてハンマーで殴り付ける。
鈍い音がした、不快極まりない。
「従って 」
殴り付けた。
「従って 」
ハンマーに穢れた屑の血が付いた。
「従って 」
びちゃびちゃ不愉快な音が鳴っている。
「従って 」
これだけ殴っても貴方は意識を失わない。
「従って 」
なんで?
「従って 」
なんでなの?
ぐっ‥‥と汚らしい音は止まらないが、彼がやっと噤んでいた口を開いた。
『やめてくれ…っ!痛いっ‥‥‥!』
勿論殴るのはやめない。
「君に一切の拒否権無いって、言ったよね ? 」
でももう一発殴って少し思い返した。
私が望んでいるのはどう考えてもこういうことではない。
彼とのよりを戻したかっただけなのだ。
これではなんだか…なんだかなぁ、少しばかりかかなり違う気がする。
「こんなこと、望んでなかったのに 」
涙が出る、さっきまで殴ってたのに。
彼に絆されている間に私はどうにも甘くなってしまったようだ。
貧血のような症状がどろっと溢れて私は座り込んだ。
感情的になりすぎたことを後悔した。
がちゃっ
私の身体は非常に優秀らしい。
意識を手放しかけていた時も扉が開く音を聴き逃さなかった。
逃げたんだ、あいつ。
私も大概だけど貴方の屑さには心底うんざりさせられた。
眠い体を動かして大好きな貴方が戻ってくるようにって攻撃した。
攻撃とは何かって?
不思議な糸、妙にネバつきがあって固い___でもしなやか。
そして背中に付いた沢山の赤い目玉、自分でもグロテスクだと思う。
「蜘蛛_______、 」
一言で言い表すなら間違いなく蜘蛛。
[漢字]その姿[/漢字][ふりがな]自分[/ふりがな]は到底人間と言えるものでは無かった。
両手を伸ばした、5本の指先から糸が広がる。
暫く本能の儘糸を操れば何か重いものを掴んだ感覚。
引き寄せる。
「なぁんだ_、そんなもんか 」
[水平線]
[太字]「馬鹿な女、まんまとかかった 」[/太字]
黒く蠢く曇天の下、誰かがにやりとほくそ笑む。
それは雨が降る前の湿気た蛙の匂いのような、酷く意識に介在する笑み。
何色か読めない短い髪がその濡れた風に靡いて実に扇情的だった。
[太字]「なんで?なんでなの?」[/太字]
[漢字]携帯電話[/漢字][ふりがな]スマートフォン[/ふりがな]を片手に発狂する女。
綺麗な茶髪の髪をサイドに編むように掛ける若い女性。
だがその瞳に光は微塵も宿っていなかった、まるで生気が無かったのだ。
やがて彼女は”そんなもんか”と諦めるように[漢字]蹲[/漢字][ふりがな]うずくま[/ふりがな]るのをやめた。
つかつかと巨大なフリルスカートを軽く掴みながら歩き出した。
数時間後‥‥
「やっと見つけた 」
頬に不気味な薄笑いを浮かべながら部屋から出てきた茶髪の女。
「待っててね、君に一切の拒否権無いから 」
数時間後‥‥
「なんで!?ねぇ…なんで?なんでそんな事するのっ・・・・・!!」
涙混じりの声がかすれて最後まで出ない、それぐらい苦しいの。
貴方も分かってる筈でしょう ?
どうして私を裏切るの ?
『俺を望んだのはお前だろ、今更だ 』
「でもっ!!・・・・・待って!ねぇ、やめて!!なんで! 」
『こんな男に騙されたのがいけなかったな、馬鹿な女 』
「やめて…!置いて行かないで!!なんで!?なんでなの!?貴方!どういうつもりなの!」
『もういい、お望み通りの末路だろ 』
違う、こんなの望んでなかった、私は知らない。
なんで・・・・・なんでなの、私はこんなに貴方に尽くしたのに。
お金だって出した、愛だって捧げた、体だって心だって貴方の色になった。
使うだけ使ったら用無しって事なの?
鍵を開けて彼は自分の家から出ようとしたみたい。
駄目だよ、とばかりに待ったをかけた。
『…だからどうしたと聞いているんだ 』
酷く苛立ったような、初めて聞いた彼の声だった。
いつもあんなに甘々だったのにな。
なんて思い返すと余計寂しくなってしまう。
[太字]「黙って私に従って 」[/太字]
精一杯ドスの効いた声を発した。
それを合図にスカートの下の布からハンマーを取り出す。
何か言おうと口を開きかける彼の頭に向けてハンマーで殴り付ける。
鈍い音がした、不快極まりない。
「従って 」
殴り付けた。
「従って 」
ハンマーに穢れた屑の血が付いた。
「従って 」
びちゃびちゃ不愉快な音が鳴っている。
「従って 」
これだけ殴っても貴方は意識を失わない。
「従って 」
なんで?
「従って 」
なんでなの?
ぐっ‥‥と汚らしい音は止まらないが、彼がやっと噤んでいた口を開いた。
『やめてくれ…っ!痛いっ‥‥‥!』
勿論殴るのはやめない。
「君に一切の拒否権無いって、言ったよね ? 」
でももう一発殴って少し思い返した。
私が望んでいるのはどう考えてもこういうことではない。
彼とのよりを戻したかっただけなのだ。
これではなんだか…なんだかなぁ、少しばかりかかなり違う気がする。
「こんなこと、望んでなかったのに 」
涙が出る、さっきまで殴ってたのに。
彼に絆されている間に私はどうにも甘くなってしまったようだ。
貧血のような症状がどろっと溢れて私は座り込んだ。
感情的になりすぎたことを後悔した。
がちゃっ
私の身体は非常に優秀らしい。
意識を手放しかけていた時も扉が開く音を聴き逃さなかった。
逃げたんだ、あいつ。
私も大概だけど貴方の屑さには心底うんざりさせられた。
眠い体を動かして大好きな貴方が戻ってくるようにって攻撃した。
攻撃とは何かって?
不思議な糸、妙にネバつきがあって固い___でもしなやか。
そして背中に付いた沢山の赤い目玉、自分でもグロテスクだと思う。
「蜘蛛_______、 」
一言で言い表すなら間違いなく蜘蛛。
[漢字]その姿[/漢字][ふりがな]自分[/ふりがな]は到底人間と言えるものでは無かった。
両手を伸ばした、5本の指先から糸が広がる。
暫く本能の儘糸を操れば何か重いものを掴んだ感覚。
引き寄せる。
「なぁんだ_、そんなもんか 」
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