文字サイズ変更

【大(?)参加型〆】自分、殺し屋の雲倉家入りします。

#14

昔の自分 〜ゆめ目線〜

あの人の能力を見て数時間後。
無途仔ちゃんと姫愛ちゃんの会話を、静かに聞いていた。
心の中では、夢で見て、聞いたことが繰り返し聞こえてくる。
ぐるぐると、暴れまわっているようだ。

瞳「…ゆめさん、大丈夫ですか?」
ゆめ「うん、大丈夫。だけど、今は戦えないかも…。」
栞「…敵、見える?」
ゆめ「敵…?」

言われて敵の方を見てみる。
すると、そこには…。

[斜体]昔の、うちがいた。[/斜体]

ゆめ「…なんで…」
瞳「なにか見えたんですか?」
ゆめ「昔の、姿が…。」

敵にまぎれていたのは、元気で、健康的で、傷一つない、「ゆめ」だった。
笑顔で、こちらを見つめている。
目が笑っていない、その目で。

栞「…もしかして、あの人?」

栞が指を指す。その指は、完全な「ゆめ」を指していた。

ゆめ「うん…。」
穏紀「私には見えない…。ゆめさんが戦わないと、その敵は倒せないのかもしれません…」
栞「…行ける?」
ゆめ「行ってみる」


いざ、目の前に立った。
なんだか、手が震える。

強そうな気配じゃないのに。

なんで、手が震えるんだろ。

…今なら分かる。
羨ましいんだ。

武器を落とした。
昔の「ゆめ」は、その短剣を拾った。
どんどん刃が近づいてくる。

雨雪「…危ないですよ」
ゆめ「雨雪ちゃん…?」

いつもは静かな雨雪ちゃん。
いざという時に、助けてくれる、雨雪ちゃん…。


そうだ。みんなが助けてくれる、今の方が羨ましい。
昔の、未来が決まってる「ゆめ」なんて、羨ましくない。

そう思った瞬間、何かが湧き上がった。
目の前の「ゆめ」を倒したいという思いではない。
目の前の「ゆめ」を助けたい。

その瞬間、体は動いていた。
短剣を「ゆめ」から取って、その「ゆめ」の心を刺した。

栞「…っ!血が、出てない…?」

目の前の「ゆめ」からは、血は出ていなかった。
だが、刺した感覚が薄れていくのだけは分かった。

ゆめ「…倒せた…!」

その声を出すと、短剣は、すんなりと取れた。

瞳「…気配が一つ、消えました」
姫愛「…やっぱり、本人が消さないと、駄目なんだ…。」

姫愛ちゃんはそう言うと、うちに近づいた。

姫愛「ゆめちゃん、すごいよ!それに、すっきりしてる」
ゆめ「うん、嬉しい!でも…ちょっと休む…。」

後ろの方に座って休む。
すると、姫愛ちゃんと無途仔ちゃんが話し始めた。

無途仔「じゃあ…。翠様と海月様も、同じように…?」

翠ちゃんは、ずっと敵の方を見ていた―

作者メッセージ

次回は翠ちゃん視点だよ!!よろしくね!

2026/01/18 18:53

つぶあん。
ID:≫ 3i.7cpWRhMzXU
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はつぶあん。さんに帰属します

TOP