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アリス『カイ。副校長になったのはいいけど、この学校のことよく知ってるの？』

そうアリスに言われた。ちょうど校長の家に行こうとしていたところだ。学校の中で話された。
正直いうと、あまり知らない。マンモス校で、魔法強豪校であることは知っているが、それは学校の関係者でもない人すら答えることができるものだ。

アリス『…その反応だと知らなさそうね。』

そう言って、アリスは苦笑いした。そしてアリスはこう言った。

アリス『教えてやろうか？？このマンモス校の暗黙のルールを…』

暗黙のルール？

アリス『一つ目。学校内で迷子になったら、放送で呼べるシステムがある…。』

アリス『二つ目。提出物を提出しなかったら、居残り…。』

アリス『三つ目。』

三つ目…。どんだけあるのか…と思ってしまった。そしてアリスは次のように言った。

アリス『焼きそばパンは神を意味する…。』

カイ『え？』

アリス『え、何か？』

焼きそばパン＝神？一体どういうことだと思う。僕は疑問に思い、聞いてみた。

カイ『なんで焼きそばパンが神なの？』

アリス『あら、あなたは学校の焼きそばパンを口にしたことはないようね。人生損してるわ。』

そういえば、学校の売店では、昼休みにいろんな食べ物が売られている。そういうことは知っているが人気商品は知らないな…。一度食べてみたいと思っていたところだ。

アリス『焼きそばパンはね、』

アリス『神のような味なのよ。拝むべき存在よ。』

…はぁ。少し呆れてしまった。そして謎に気まずい時間は校長の家に着くまで続いた…。