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【完結済み】漆黒の大賢者様

#38

final story『純白の大賢者様』九話「海色コンプレックス」

青い青年は、余裕そうな顔で私を見る。
私は一旦先制攻撃を仕掛けることにした。

アリス『風属性・エアブレイド』

カイ『ちょ、アリス!?』

私の風属性の魔法は、青い青年を狙って攻撃する。だが、青い青年もここで避けるばっかじゃあ面白くないし、勝てない。だから抵抗するしかないのだ。

青い青年『水属性・アクアバリア』

アリス『へえ、水で作った守りなんて、私やったことないわよ。』

青い青年『”君なら”、攻撃魔法だけでどんどん相手を攻めていけそうだけどね。』

君なら…?少し言葉に違和感を覚えたが、気にせず私は攻撃を続けることにした。青い…から、水属性の魔法がくることも承知の上だから。青いからだけどね。(笑)

カイは止めようとしているが、真剣な勝負だ。その提案に乗るわけにはいかない。止められても戦わないと、私は負けたことになるから____

それにしても、アクアバリアは使ったことがない。バリアの周りにある水で攻撃を和らげ、さらに水の中にあったバリアで確実に攻撃を防ぐ。残念ながら、既に作戦を練っていたのかもしれないわ。この魔法は強い。

けれど作戦なんてうまくいかない。作戦通りに行くわけがない。見方を変えて、作戦に囚われず戦わないと、絶対に負けるに決まっている。何故ならば別の道があることに気が付かなかったから。

青い青年『水属性・アクアアロー』

アリス『無属性・操り』

私はアクアアローを操り、青い青年の方へ攻撃を仕掛けることに成功した。相手の魔法を利用して、攻撃することも悪くはない。

だが、青い青年は…、無傷だった。

アリス『あら、避けたり防いだりするのが得意なのかしら。』

青い青年『さあね。…魔法が支えてくれるような気がしているんだ。まるで僕は魔法に囚われているように。』

“魔法に囚われている”か…。

青い青年『僕は何もかもが青く染まっている。感情や記憶、他にもたくさんだ。この青に勝てるとでも?』

アリス『へえ。有名な大賢者がいるじゃない?それみたいな名前にすると、[太字][大文字]群青の大賢者様[/大文字][/太字]みたいな?』

青い青年『…そうだな。僕もそういう人になってみたいよ。一時期は[太字][大文字]海色の大賢者様[/大文字][/太字]とも言われていたよ。』

海色…。青い青年にはぴったりな色ね。とても綺麗で美しい。…彼の性格に合うかは知らないけど。

まあ、私が勝つって、思ってて頂戴。

この[太字][大文字]純白の大賢者様[/大文字][/太字]が、勝ってあげようじゃないの。華麗な魔法で。

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/02/22 19:55

縺薙≠繧九s ID:≫972W/z4G4BVy6
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