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【完結済み】漆黒の大賢者様

#37

final story『純白の大賢者様』八話「心配」

アリス『私は…、』

アリス『そう、あなたが言った通り、スターロード学園の生徒じゃない。』

カイ『えっ、ちょ…。』

私は腰掛けていた椅子から立ち上がり、青い青年の方に手を伸ばした。そして、私はこう言った。

アリス『何か問題あるかしら。』

青い青年『…ふっ、問題ありありだよ。』

青い青年も椅子から立ち上がった。随分と気まずい空間となってしまった。まあ元々バレると思ってたよ。そもそも偽名についてはカイの無理矢理の押し付けだから…(

青い青年『やはりスターロード学園の生徒ではなかったんだね。』

う〜ん…、そう言われると矛盾しているような気がする。
「アリス・ブルーホール」は確かに生徒ではないけれど、「アリス・フェリアルト」は生徒だったわけだから、結局私自身生徒っていう感じに思えるのよね…(笑)

青い青年『で?どうするの?まだ僕に聞きたいことがある?』

聞きたいこと…。少し黙った後、私は伸ばしていた手を下ろし、こう言った。

アリス『それはあなたと[下線]戦ってから[/下線]お聞きしましょうか。』

青い青年『ほう。』

青い青年は、この部屋のドアを開け、そのドアの方へ歩いた。そして、まるで「おいで」と言っているように私たちの方を見て笑った。

私は青い青年を追いかけた。カイもそのあとを無言でついていった。

[水平線]

青い青年についていくと、大きなコートがあった。コートと言っても、どうやらテニスのコートのようだ。青い青年はそのコートの上で止まった。

青い青年『ここで戦いを始めようか。』

カイ『えっ、まさか本当に戦う…?』

青い青年『カイ。…いや、[太字]部外者[/太字]は口を挟まないでくれるかな?』

そう青い青年が言って、カイが黙った。どうやらカイが嘘をついたと青い青年が思って、カイを部外者とみなしたのだろう。よくわからないが、副校長の座が無くなりそうだ。…私のせいかもしれないけどね。

青い青年『ところでどうして戦いを?別に平和に口論とでもよかったじゃないか。』

口論は私苦手なのよねぇ〜…。こっちはこっちで悪みたいな立場だ。戦った方が勝率はぐんっと上がるし、この校長の強さも一目見てみたい。

アリス『さあね。あなたの強さも一目見たいの。』

青い青年『そうか。でも僕、はっきり言うと[太字]強いよ[/太字]?君みたいな人が、僕と戦って大丈夫?』

なんか謎にウザいと思ってしまうなぁ〜…Σ(-᷅_-᷄๑)
まあ結局は私が強いと思うし、私が勝っても負けても、特に影響はないと思っている。…青い青年が正体を知らない限りは。

アリス『ご心配ありがとう。けど、そんな心配、不要なので。』


アリス『私が勝ったら、あなたに言うことを聞いてもらおうと思うの。』

青い青年『じゃあ僕が勝ったら、君に僕の言うことを聞いてもらいたい。』

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!
次回はほとんど戦闘シーンです!(๑╹ω╹๑ )

2/21 致命的ミスがあったので修正

2024/02/18 10:40

縺薙≠繧九s ID:≫972W/z4G4BVy6
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