錯覚させて、愛という魔法で
『私は、、もう一度だけ会って本当のことを言って欲しい、、っ』
朧げな回答で返答に困るかもしれないがこれが本音だった
「だったら、そうしなくちゃ。、、思ったことは必ず叶うから」
『、、いいの、、?また会ったら嫌な女だって思われ、、』
「そうなったら●●ちゃんごと私が嫁に貰ってあげるから!!」
だから行っておいでというかのように背中をバシッと叩いてくれた
『うん、、っありがと、、』
*
*
『、、本当に大丈夫かな、、』
もう一度会ったら、面倒くさいと思われないかという事が脳内によぎる
『ふぅー、、っよし』
ピーンポーン、、
[中央寄せ]「はーい」[/中央寄せ]
久しぶりの彼の声が聞こえた。すごく懐かしいような、寂しいような、、そんな複雑な感情だった
「さーせん、うち勧誘無理で、、」
『えーっと、、』
「え、、●●、、?」
『、、ごめんね、面倒くさい女だって思ってもらっていいから、、』
「いや、別に、、」
会話が途切れ途切れになってしまう、、どうにかして話を繋げないと、、
「もう戻ってこないって言ってたけど、あれ嘘?」
『嘘、、じゃないよ。戻ってこないつもりだった。でも考えると悟の答えも聞いてなかったから』
なんて、都合のいい女の言い訳か、、
「、、僕の答えを聞いたら戻って来てくれるの、、?」
『わかんない、、』
「そっ、、か。まあいいよ。」
私を玄関先から、リビングへと向かい入れてくれた
「そこに座って、、」
『あ、うん、、ありがとう』
ストンッと座ると、懐かしい感覚が蘇ってきた
『(そういえば、、1人用の席なのに2人で座ってたっけ、でも全然座れなくて落ちてしまった悟を私は笑って怒ってたなぁ、、)』
なんだか思い入れがあるこの家に、しみじみとしていた
「、、じゃあ先に●●から聞きたいこと言って、、?」
『うん、、わかった』
[中央寄せ]『1番聞きたいこと聞くね、なんで浮気したの?』[/中央寄せ]
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