【完結済み】漆黒の大賢者様
ピーンポーンパーンポーン↑
『Cクラスのアリス・フェリアルトさん、アリス・フェリアルトさん。至急、校長室に来てください。』
オワタ…٩( ᐛ )و
私は今絶望している!…そう、校長室に呼ばれてしまったことである!!このマンモス校の校長を私は見たことがなかった(校長が現れないので見ることができなかった)ので、それはそれでとても楽しみなのだが、私を呼び出すなんて変なセンスしてるぞ…
いやでも校長室に呼び出しただけで実は校長関係ない説ある??ああ〜…それはハズレだわ…。(呼び出しに当たり外れはございません)
私は仕方がないので、校長室に行くことにした。けれど、校長室には一回も行ったことがなかったので少し迷ったのである。(トップシークレット)
(校長室にて…)
うっわ、広いわー…と私は職員室のドアの向こう側を無属性の「透視」を使って見ていた。…じゃあ校長室も見ればいいや!!
だが誰も人がいないことに気づいた。う〜ん…?私を呼び出したのに待ってくれないのはほんと失礼ねぇ…(だが、アリスが遅かったせいかもしれない)
私は「トントン!」とドアを強めに叩き、『アリス・フェリアルトです』と言った。
もちろんのこと、中に人はいなかったので、返事は返ってこなかった。…仕方がないので、中に入るか。呼ばれたし。と思って、ドアを開けて中に入ってみることにした。ドアを開けると、書物なので机が散らかっていたのに気がついた。一体何をしているのであろうか…。
その時だった。私は、後ろを振り向いた。背後には「カイ・エルカル」がいた。一瞬誰かわからなくなった。
アリス『誰じゃあ!!って、カイ?どうしたの。』
カイ『流石Zランク、僕がアリスの背後に着いたその0.09秒間で僕がいることに気がつくなんて、大したものだ。やあ、アリス。ちょっと君に学校で話さないといけないことを話しにきた。』
アリス『カイがその秒数を数えれていることもある意味すごいけどね…。いいわよ。聞いてあげる。でも、最初に私の質問に答えてほしい。』
カイ『ああ構わない。』
そう言って、カイは校長室にあった豪華な椅子に座った。私はそこらへんに片付けてあった椅子を取り出して、床に置き、椅子に座った。
カイはとある小さな紙を見て話し始めた。
カイ『で、まずは質問か。なんでもいいよ。答えてあげよう。』
アリス『私にわざわざ学校まで来て話すことなんてある?この前Sランク定期会議で会ったばかりじゃないの。何がしたいの。』
カイ『そうだね…。今日来たのは、君の[太字]偽の[/太字]ランクについて。そして、僕についてだ。』
くっそぉ、ランクの話あるのかよぉ…と呆れたが、カイについては結構興味のあるものだった。カイが自分のことについてここまで来て話し始めるのはごく稀にしかなかったからだ。そんなに回りくどいやり方はしないだろう。
カイは紙をゴミ箱に捨てて、話し始めた。
カイ『君の偽のランクについても、僕についても、全て[下線]学校に関係がある[/下線]んだ。まずはアリスに話しておこうと思ってね。それにやってもらいたいこともあるんだ。』
アリス『へえ、どうぞどうぞ。お好きに。』
カイ『おい聞く気ないだろ。』
ランクは…どうでもいいものの、カイについて早く聞きたかったのは、何故だろうか。別に自分に関係あるわけじゃないけれどさ。
カイ『まずはアリスの偽のランクについて。君は…、上がりすぎてもおかしくないほどのこの前の学校内での大会だったが、今回はあまり上げないつもりだ。』
あら嬉しい。(上げちゃうんだ…と感じてしまうこともある)
まあ、下がったらおかしいこともあるし、現状維持もどゆこと?となってしまうのが原因だろう。
カイ『アリスは[太字][大文字]Bランク[/大文字][/太字]になってもらう。アリスと仲が良いヒューイ君も、[太字]Bランクにするつもり[/太字]だ。…ヒューイ君が[大文字][太字][下線]卒業しなかったら[/下線][/太字][/大文字]、だけどね。』
そうか、ヒューイはもう卒業できるぐらい学習をしてきたんだ。学校での義務教育3年、それがヒューイは今年度で終了するからだ。
別にお別れになってもならなくても、私は賛成するつもりだが、学校での唯一仲良い人が消えるのは悲しいなぁ。
カイ『まだヒューイ君から卒業申込書は提出されてないけど…。このまま提出しなかったら、卒業しないんだろうね。』
だが私はここでとある疑問が思い浮かんだ。
アリス『なんであなたは学校の[太字]頂点[/太字]のようなことを急に言い出すのよ…』
カイ『…ご名答。』
カイはその場でニヤッっと微笑し、椅子から立ち上がった。カイは校長室のカーテンを開け、窓の外をみている。外からは魔法の音や、人の声が聞こえる。
その音にかき消されないような声で、カイはこう言った。
カイ『[太字]僕は今日から[下線][大文字]スターロード学園の[大文字]副校長[/大文字][/大文字]に[/下線]なった。[/太字]』
アリス『え、え、』
アリス『なんですってぇぇぇぇぇぇ!?』
『Cクラスのアリス・フェリアルトさん、アリス・フェリアルトさん。至急、校長室に来てください。』
オワタ…٩( ᐛ )و
私は今絶望している!…そう、校長室に呼ばれてしまったことである!!このマンモス校の校長を私は見たことがなかった(校長が現れないので見ることができなかった)ので、それはそれでとても楽しみなのだが、私を呼び出すなんて変なセンスしてるぞ…
いやでも校長室に呼び出しただけで実は校長関係ない説ある??ああ〜…それはハズレだわ…。(呼び出しに当たり外れはございません)
私は仕方がないので、校長室に行くことにした。けれど、校長室には一回も行ったことがなかったので少し迷ったのである。(トップシークレット)
(校長室にて…)
うっわ、広いわー…と私は職員室のドアの向こう側を無属性の「透視」を使って見ていた。…じゃあ校長室も見ればいいや!!
だが誰も人がいないことに気づいた。う〜ん…?私を呼び出したのに待ってくれないのはほんと失礼ねぇ…(だが、アリスが遅かったせいかもしれない)
私は「トントン!」とドアを強めに叩き、『アリス・フェリアルトです』と言った。
もちろんのこと、中に人はいなかったので、返事は返ってこなかった。…仕方がないので、中に入るか。呼ばれたし。と思って、ドアを開けて中に入ってみることにした。ドアを開けると、書物なので机が散らかっていたのに気がついた。一体何をしているのであろうか…。
その時だった。私は、後ろを振り向いた。背後には「カイ・エルカル」がいた。一瞬誰かわからなくなった。
アリス『誰じゃあ!!って、カイ?どうしたの。』
カイ『流石Zランク、僕がアリスの背後に着いたその0.09秒間で僕がいることに気がつくなんて、大したものだ。やあ、アリス。ちょっと君に学校で話さないといけないことを話しにきた。』
アリス『カイがその秒数を数えれていることもある意味すごいけどね…。いいわよ。聞いてあげる。でも、最初に私の質問に答えてほしい。』
カイ『ああ構わない。』
そう言って、カイは校長室にあった豪華な椅子に座った。私はそこらへんに片付けてあった椅子を取り出して、床に置き、椅子に座った。
カイはとある小さな紙を見て話し始めた。
カイ『で、まずは質問か。なんでもいいよ。答えてあげよう。』
アリス『私にわざわざ学校まで来て話すことなんてある?この前Sランク定期会議で会ったばかりじゃないの。何がしたいの。』
カイ『そうだね…。今日来たのは、君の[太字]偽の[/太字]ランクについて。そして、僕についてだ。』
くっそぉ、ランクの話あるのかよぉ…と呆れたが、カイについては結構興味のあるものだった。カイが自分のことについてここまで来て話し始めるのはごく稀にしかなかったからだ。そんなに回りくどいやり方はしないだろう。
カイは紙をゴミ箱に捨てて、話し始めた。
カイ『君の偽のランクについても、僕についても、全て[下線]学校に関係がある[/下線]んだ。まずはアリスに話しておこうと思ってね。それにやってもらいたいこともあるんだ。』
アリス『へえ、どうぞどうぞ。お好きに。』
カイ『おい聞く気ないだろ。』
ランクは…どうでもいいものの、カイについて早く聞きたかったのは、何故だろうか。別に自分に関係あるわけじゃないけれどさ。
カイ『まずはアリスの偽のランクについて。君は…、上がりすぎてもおかしくないほどのこの前の学校内での大会だったが、今回はあまり上げないつもりだ。』
あら嬉しい。(上げちゃうんだ…と感じてしまうこともある)
まあ、下がったらおかしいこともあるし、現状維持もどゆこと?となってしまうのが原因だろう。
カイ『アリスは[太字][大文字]Bランク[/大文字][/太字]になってもらう。アリスと仲が良いヒューイ君も、[太字]Bランクにするつもり[/太字]だ。…ヒューイ君が[大文字][太字][下線]卒業しなかったら[/下線][/太字][/大文字]、だけどね。』
そうか、ヒューイはもう卒業できるぐらい学習をしてきたんだ。学校での義務教育3年、それがヒューイは今年度で終了するからだ。
別にお別れになってもならなくても、私は賛成するつもりだが、学校での唯一仲良い人が消えるのは悲しいなぁ。
カイ『まだヒューイ君から卒業申込書は提出されてないけど…。このまま提出しなかったら、卒業しないんだろうね。』
だが私はここでとある疑問が思い浮かんだ。
アリス『なんであなたは学校の[太字]頂点[/太字]のようなことを急に言い出すのよ…』
カイ『…ご名答。』
カイはその場でニヤッっと微笑し、椅子から立ち上がった。カイは校長室のカーテンを開け、窓の外をみている。外からは魔法の音や、人の声が聞こえる。
その音にかき消されないような声で、カイはこう言った。
カイ『[太字]僕は今日から[下線][大文字]スターロード学園の[大文字]副校長[/大文字][/大文字]に[/下線]なった。[/太字]』
アリス『え、え、』
アリス『なんですってぇぇぇぇぇぇ!?』
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