ある地域では9月1日から7日まで”茜音祭”が開催される。
茜音祭とは狐のカミサマを祀るお祭りで、祭りの期間中は狐のお面をしなくてはならない。
物語の主人公である【佐方鈴】は狐のお面をつけ、祭りへ出かける。
そこで鈴は狐のお面をつけた、不思議な男の子に出会う―――。

僕に友達ができた。
その子は狐だった。
そんな狐と僕の日常

🗣ぶりっ子？好きでやってんだわぁ！！
金髪狐　きっしょ
🗣黙れ狐

僕(岩森幸仁)が出会ったのは同じクラスである狐坂さんだった。ビルの中で狐から人間に変化する狐坂さんを偶然見てしまった僕は驚いてその場から逃げてしまった。その後、見つかってしまい、狐坂さん達のことについて知ることになる。そして、兄弟達について、さらには目的までもが明らかになる。

とあるところに温厚な九尾の狐様がおりました。彼女は九尾と言うだけで皆から恐れられてまする。しかし九尾様の住処に来た少女が……と言う事でこれから其方たちに九尾様のお話をしましょう。