《突然なトリップ》



「あぁ....やばい黄瀬くんが尊い....もっとグッズ出てくれよ.....」

『莉愛はまだいい方でしょ、私の高尾くんなんて....はあ、マジしぬ...！』


「高尾くんラブだね〜」

『そっちこそ！てかLOVEじゃなくてlike！』

「細かいな....」

「どっちでも同じじゃん」

『同じじゃない！恋愛じゃないし！恋じゃない！』

「あっ、唐突なころんくん」

『え、だって「きゅんですきゅんです」よくない？恋愛じゃない〜♪恋じゃない〜♪だけどコレっていわゆるまさか〜！？♪』


「はいはい、早く帰って一緒に何回目かわかんない黒バス見るよー！」

『りょう、かい.............！？』






『莉愛ッ！！！！』







「え？」










ププーッ


ドンっ











莉愛には死んでほしくなくて、咄嗟に体が動いて莉愛を突き飛ばしてた。








「！？○○！！○○っ！！なんでっ！」


『あー.....転生して黒バスの世界にでも行ってこよっかなー....笑』行けたらいいなぁ....

「○○ッ...！○○....！！いやぁ...！」

『ここ...人通り少ないから早く...人呼ばなきゃ...ね笑』

「なんでっ.....、庇ったりなんかぁ....したのッ...！！」

『反射神経てきな...？反射神経ってさ...推しとか、こういうことになると爆上がりするよねえ....笑』

「私なんかっ....！○○が死ぬぐらいならぁ...！！ッ....あぁ"...」

『私なんか...じゃないよ。莉愛は私の......大切な1番の親友なんだから...さ！』

「でもっ...！！○○が居ないなんて...っ！そんなのっ...！」

『病院行くまで....死ぬか分かんないでしょ？ほらっ...！まだ高尾くんのグッズ出るかもしれないから...っ！私は粘るよお....！笑』執着心すごいんだから....！

「ッ.......！うんっ....うんっ...！○○が死んだら私っ、呪うからね！グスッ」

『呪われる...側なの....？笑逆じゃない....？ふつー....さ』

「もしっ...もしっ！死んだら！！来世で！！！！絶対っ.....！！また！！親友になってやるんだからねっ...！！！」


『ははぁ......愛されてんなあ........まっ...約束、ね...笑......ありがと.................』


バタっ



「！？○○っ......○○！！ッ.....約束なんだからぁ......」











最後に聞いたのが莉愛の声でよかったかもなぁ...



































と思ったら、私はどこか分からない天井を見上げていた。