イケメンくんが、私の弟になってるんだが、どうすれば!?
「海城準です。よろしく。」
でも、やはり中身までは違わないようで、どこかそっけなかった。
「それじゃ、海城さんは空いてる席に座って。授業を始めます。」
一時間目が始まった。
だが、みんなイケメンの転校生が気になるのかソワソワしている。
授業が終わり昼休みになると案の定、準の周りの席は人でいっぱいになった。
人に囲まれている準を見て、胃の中に油がいっぱいに入っているときのような複雑な感情が流れた。
「?」
「木佐野さーん。三年の人が、呼んでるよ。」
クラスの女子が言った。
教室を出ると、呼んでいた三年生というのは雷のことであった。
「やぁ、準はうまくやれてる?」
教室から少し見える準は人に囲まれて戸惑っていた。
「まぁ 人気者になってる。」
「なら良かった。あのまま、学校に行くとオタクと間違えられそうな格好だったからね。髪上げた方がかっこいいでしょ。」
準が自分からやろうとしないから、雷が無理やりにやったのかな。
「教室に入ってきたときは、驚いたよ。すっごくイケメンになってるんだし。」
雷がちょっとムスッとした顔になった。
「僕には、言ってくれないんだ?」
「えっ?」
いつもと違う雷にドクンと自分の心臓が跳ねるのを感じた。
「僕には、かっこいいって思わないの?」
「雷........?」
そう言う雷は別人のようだった。
一歩下がるとドアの扉が背中にあたった。
でも、やはり中身までは違わないようで、どこかそっけなかった。
「それじゃ、海城さんは空いてる席に座って。授業を始めます。」
一時間目が始まった。
だが、みんなイケメンの転校生が気になるのかソワソワしている。
授業が終わり昼休みになると案の定、準の周りの席は人でいっぱいになった。
人に囲まれている準を見て、胃の中に油がいっぱいに入っているときのような複雑な感情が流れた。
「?」
「木佐野さーん。三年の人が、呼んでるよ。」
クラスの女子が言った。
教室を出ると、呼んでいた三年生というのは雷のことであった。
「やぁ、準はうまくやれてる?」
教室から少し見える準は人に囲まれて戸惑っていた。
「まぁ 人気者になってる。」
「なら良かった。あのまま、学校に行くとオタクと間違えられそうな格好だったからね。髪上げた方がかっこいいでしょ。」
準が自分からやろうとしないから、雷が無理やりにやったのかな。
「教室に入ってきたときは、驚いたよ。すっごくイケメンになってるんだし。」
雷がちょっとムスッとした顔になった。
「僕には、言ってくれないんだ?」
「えっ?」
いつもと違う雷にドクンと自分の心臓が跳ねるのを感じた。
「僕には、かっこいいって思わないの?」
「雷........?」
そう言う雷は別人のようだった。
一歩下がるとドアの扉が背中にあたった。