ガラッと後ろのドアが空いた。

「わっ」

体が、後ろに落ちる。

「大丈夫か？」

振り向くと、準が後ろにいた。

「あっごめん。」

「別に、雷と何してたの？」

「えっと、.............、」

私が、まごついているとクラスの人達が騒ぎ始めた。

「もしかして、海城雷さんと莉愛付き合ってるの？」

「えっマジ！？」

「だって、さっき二人なんかいい感じだったし。」

「ちっ違うよ。付き合ってないって。」

私が、言ってもなかなか信じてもらえない。

すると、雷が前に出た。

「確かに、莉愛と僕は付き合ってないけど、僕は莉愛のことが好きだよ。」

えええーっ

「マジか。告ったぞ。」

「莉愛。どうするの！？」

「やばっ公開告白じゃん。」

えっえっもう頭の中がぐちゃぐちゃになってきた。

雷が、私のことを好き？なんで？

キーンコーンカーンコーン

そのとき、学校のチャイムが鳴った。

授業が始まるので、みんなドタドタと教室に戻って行く。

私も、教室に入ろうと思ったが何かに引っ張られる。

振り向くと、準が私の服を引っ張っていた。

「準.......何？」

「.........いや、何でもない。」