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僕の妄想が、世界を救うらしい⁉︎

#4

-3話-

「うわぁぁぁ、、!おい、猫、どっかいけよ!!シッシッ!」
「シャーッ!フギーッ!」「ニヤォン…フーッ!」
「ご、ごめん、悪かった…。許してくれ…お願いだ…ーー」
シャッ!ガブッ!
「ああああああああ!!」
------------
ははっ。うん、なんかスッキリした。妄想だから別に何も害は与えてないし、僕の自由だ。
それにしても、陸斗が猫に囲まれていじめられるって…。自分でもアホらしい妄想だと思う。
でも、もうこれで許してやろう。これからも何か言われ続けると思うけど、気にしないでいよう。
それに、僕には…千明がいる。きっと大丈夫。明日も頑張ろう。
------------
「想一、おはよ!昨日は大丈夫だったか…?」
「大丈夫、ありがとう。」
やっぱ千明って優しい。
「おーい、お前ら、席につけー!ホームルーム始めるぞー。」
[小文字]ーキーンコーンカーンコーン…[/小文字]
「相澤ー。」「はい。」「石[小文字]島ー。ーー[/小文字]」
今日は休み時間、平和に過ごせますように。
「ーー加藤ー…って、いないじゃないか。遅刻かー?」
「ハァっ、ハァ…す、すみません、遅れました!」
「お、来たか。どうした、何かあったのか?それとも寝坊?」
「いや、、実は、通学路で急に猫に襲われたんすよ。なんか5匹ぐらいに囲まれて…。引っかかれたし。」
「猫のこといじめたりしたのか?そうじゃないと襲われたりしないだろ…。やめとけよー。」
「いや、そんなことしてませんよ!やめてください…。」
「まぁいい、席つけ。えーと…北村ー。」「[小文字]はーい。[/小文字]ーー」
ーーありえない。そんなことある…?
僕の妄想と同じだ。
まぐれ…にしては、状況が一緒すぎる。囲まれて、引っかかれる。
妄想が現実になったっていうのか、?…だめだ、頭の中がぐちゃぐちゃ。わからない。
「おーい、想一。ホームルーム終わったぞ。どうした?」
「ごめん、なんでもない。1時間目理科だよね。理科室移動しよう。」
ーー僕はその後も、ずっと朝のことを考え続けてた。そして、一つ考えが浮かんだ。
ーあの夢で与えられた力のせい…?
まさか。ありえない。
それに、たしか夢の中の男の人は“妄想を現実にする”とか言ってた気がする。クソ、記憶があいまいだ…。
ありえないことかもしれないけど、それ以外思いつかない。
心臓がバクバクする。
だって、もしも。もしもこの力が本物なら、あの夢が本当なら、僕は…
ー現実で本当に世界を救うことになるー

こうして僕の、不思議な日々が始まった。

作者メッセージ

3話です!読んでくださった方、ありがとうございます(*´︶`*)
ついに、タイトルに近づいて来ました…。
これからどうなるのかお楽しみに!
引き続きコメントお待ちしています!ちょっとしたことでも送ってくださると励みになります。
お気軽に。

2024/03/17 21:29

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