こっちを向くな赤葦京治
[太字]彼氏ほしい、友達はできそう[/太字]
○○side
あ、またまた困った。
次の授業なにやるか知らない。
うーん…
しゃあねえ赤葦に聞いてやるか。
『hey[漢字]赤葦[/漢字][ふりがな]siri[/ふりがな]。次の授業を教えて』
赤葦「すみません。よく分かりません」
『いや再現すんな』
赤葦ってこういうのノッてくれるタイプなんだ。
赤葦「数学Iだよ。○○得意じゃなかった?」
得意ってこと知ってるんだ。
え、私のこと知りすぎてない?
『教えてって言われても教えないよ』
赤葦「頼んでないよ」
『頼めよ。土下座して涙流して』
赤葦「○○って俺のことなんだと思ってる?」
『どう思ってると思う?』
赤葦「質問で返さないで」
『そんなことよりも協力してほしいことがあるんですが』
赤葦「タイマンでもすればいいの?」
『そんなこと一言も言ってないよね?あれ、言ったっけ?』
赤葦「○○はしたいかもだけど俺はバレーで手一杯だから」
『え言った?私そんなこと言った?』
赤葦「で、どうしたの」
華麗なスルースキルを私も見習いたいね。
『赤葦モテるじゃん?』
赤葦「はあ」
『興味持てよ』
赤葦「興味しかないよ。俺の目見てみてよ」
『死んだ魚の目』
赤葦「ひどい」
泣く振りをするレアな赤葦は置いておいて
『モテる赤葦に張り合いたいから私にも彼氏がほしいわけで』
赤葦「俺がいるよ」
『遠慮しとく』
赤葦「🥺」
『赤葦がやると可愛いのなんなの』
赤葦「俺がかっこいいって?」
『それ朝も聞いた』
赤葦「覚えてられるのすごいね」
パチパチと拍手をする赤葦。
『舐めてんのか』
赤葦「なんで急に彼氏?」
『恋愛したいなって』
赤葦「じゃあバレー部のマネージャーやったら?」
『どうしてそうなる』
ほんとに意味わかんなさすぎる。
赤葦「もうすぐ合宿があるんだよね」
他校の人がいるということだね?
『なるほど赤葦大好き』
赤葦「照れる」
『照れんな』
赤葦に感謝しかないわ。
・
授業〜
だめだ、授業となると異常なまでに眠い。
だれか私をぶん殴ってくれ。
先生「ここの方程式解いてみろ」
そう言って指名されたのは私。
やばいな、話聞いてなかったんだが?
『えと…分からないと言うかなんて言うか、』
「x=13だよ」
こっそりと教えてくれる後ろの女の 子。
女神様ってこの世に存在したんだ。
『x=13です』
先生「正解だ」
『ふぃー』
助かった。お礼言っておかないと。
『あの、ありがとうございました』
「いや別にたいしたことないよ!」
そう言いながらも嬉しそうにはにかむ。
そしてきゅっと私の袖を掴んで、
「その、あのさ」
恥ずかしそうに顔を赤らめて言葉を濁す。
その次の瞬間、私が焦がれていた言葉を言った。
「友達になってくれないかなっ」
『へ、?』
うん、かわいいし嬉しいけどそれ今なの!?
○○side
あ、またまた困った。
次の授業なにやるか知らない。
うーん…
しゃあねえ赤葦に聞いてやるか。
『hey[漢字]赤葦[/漢字][ふりがな]siri[/ふりがな]。次の授業を教えて』
赤葦「すみません。よく分かりません」
『いや再現すんな』
赤葦ってこういうのノッてくれるタイプなんだ。
赤葦「数学Iだよ。○○得意じゃなかった?」
得意ってこと知ってるんだ。
え、私のこと知りすぎてない?
『教えてって言われても教えないよ』
赤葦「頼んでないよ」
『頼めよ。土下座して涙流して』
赤葦「○○って俺のことなんだと思ってる?」
『どう思ってると思う?』
赤葦「質問で返さないで」
『そんなことよりも協力してほしいことがあるんですが』
赤葦「タイマンでもすればいいの?」
『そんなこと一言も言ってないよね?あれ、言ったっけ?』
赤葦「○○はしたいかもだけど俺はバレーで手一杯だから」
『え言った?私そんなこと言った?』
赤葦「で、どうしたの」
華麗なスルースキルを私も見習いたいね。
『赤葦モテるじゃん?』
赤葦「はあ」
『興味持てよ』
赤葦「興味しかないよ。俺の目見てみてよ」
『死んだ魚の目』
赤葦「ひどい」
泣く振りをするレアな赤葦は置いておいて
『モテる赤葦に張り合いたいから私にも彼氏がほしいわけで』
赤葦「俺がいるよ」
『遠慮しとく』
赤葦「🥺」
『赤葦がやると可愛いのなんなの』
赤葦「俺がかっこいいって?」
『それ朝も聞いた』
赤葦「覚えてられるのすごいね」
パチパチと拍手をする赤葦。
『舐めてんのか』
赤葦「なんで急に彼氏?」
『恋愛したいなって』
赤葦「じゃあバレー部のマネージャーやったら?」
『どうしてそうなる』
ほんとに意味わかんなさすぎる。
赤葦「もうすぐ合宿があるんだよね」
他校の人がいるということだね?
『なるほど赤葦大好き』
赤葦「照れる」
『照れんな』
赤葦に感謝しかないわ。
・
授業〜
だめだ、授業となると異常なまでに眠い。
だれか私をぶん殴ってくれ。
先生「ここの方程式解いてみろ」
そう言って指名されたのは私。
やばいな、話聞いてなかったんだが?
『えと…分からないと言うかなんて言うか、』
「x=13だよ」
こっそりと教えてくれる後ろの女の 子。
女神様ってこの世に存在したんだ。
『x=13です』
先生「正解だ」
『ふぃー』
助かった。お礼言っておかないと。
『あの、ありがとうございました』
「いや別にたいしたことないよ!」
そう言いながらも嬉しそうにはにかむ。
そしてきゅっと私の袖を掴んで、
「その、あのさ」
恥ずかしそうに顔を赤らめて言葉を濁す。
その次の瞬間、私が焦がれていた言葉を言った。
「友達になってくれないかなっ」
『へ、?』
うん、かわいいし嬉しいけどそれ今なの!?