こっちを向くな赤葦京治
[太字]今はまだ[/太字]
○○side
なにやら赤葦は私と一緒にされたのが
気に食わなかったようで食い気味に訂正をする。
赤葦「あ、俺はたまたま聞いてなかっただけ」
佐々木「知ってる」
だけどさっきから赤葦なんて見ずに佐々木さんは
ずっと私の方を見て首を傾げては不思議そうな顔をする。
佐々木「会った日からずっと聞きたかったんだけどさ」
佐々木「夜久さんってかわいいのになんで”友達いない”の?」
『ぐあっ』
その疑問はなかなかにキツい。
私のライフその一言で消し飛んだよ??
佐々木「?」
心臓あたりを抑えて動かない私に
不思議そうな目線を送る佐々木さん。
私が殺られたのを察したのか
ターゲットが変わる。
佐々木「…ところで赤葦さんは夜久さんの何?」
「友達?」と首を傾げる佐々木さんに
赤葦は肩をピクリと震わせる。
『…?』
赤葦「今はまだ友達かな」
ずいぶんと意味ありげに言うね。
まあ、
『友達以上の関係になるつもりなんて無いけど』
赤葦「あれ」
・
困った。注目されてる。
女子1「[小文字]あの子だあの子![/小文字]」
女子2「[小文字]え、どの子?[/小文字]」
女子1「[小文字]ほら、あの色素薄い子![/小文字]」
女子3「[小文字]あぁっ赤葦くんにチヤホヤされてる子ね[/小文字]」
これは今すぐ赤葦のそばから消えるべきか?
ここで選択をミスれば
死が待っていると言っても過言じゃない。
赤葦「[小文字]○○[/小文字]」
赤葦「○○!」
『びっくりした』
赤葦「びっくりしたって口で言う人初めて見た」
そろそろ妬みで飛び出してきそうな
女 の子たちにびくびくしながら
赤葦に目を向ける。
赤葦「…○○?どうし」
『佐々木さんは?』
赤葦「あぁ、佐々木さんなら俺に教えてもうどこか行っちゃったよ」
ん?
『は、えぇ?その間私なにしてたの』
赤葦「アホ面だよ。いつものね」
『はい死ね』
赤葦「そんなところもかわいいね」
『喋んっ…は?』
急になんだこいつ。
流石にこれ会話の流れおかしいけど?
それともなに、
赤葦「って佐々木さんがべた褒めしてた」
『あっ佐々木さんね』
盛大な勘違いをしていたようで
顔に熱が集中して集まるのを感じる。
自意識過剰すぎるよ私。
赤葦「顔真っ赤だけどそんなに嬉しい?」
『えっまあそりゃね』
赤葦「…俺が言っても照れないのにね」
『だって赤葦だもん』
赤葦「なにそれ笑う」
『全然笑ってないけど?』
赤葦にわずかにときめいた
事実をなかったことにしよう。
今はまだ、だけどね。
○○side
なにやら赤葦は私と一緒にされたのが
気に食わなかったようで食い気味に訂正をする。
赤葦「あ、俺はたまたま聞いてなかっただけ」
佐々木「知ってる」
だけどさっきから赤葦なんて見ずに佐々木さんは
ずっと私の方を見て首を傾げては不思議そうな顔をする。
佐々木「会った日からずっと聞きたかったんだけどさ」
佐々木「夜久さんってかわいいのになんで”友達いない”の?」
『ぐあっ』
その疑問はなかなかにキツい。
私のライフその一言で消し飛んだよ??
佐々木「?」
心臓あたりを抑えて動かない私に
不思議そうな目線を送る佐々木さん。
私が殺られたのを察したのか
ターゲットが変わる。
佐々木「…ところで赤葦さんは夜久さんの何?」
「友達?」と首を傾げる佐々木さんに
赤葦は肩をピクリと震わせる。
『…?』
赤葦「今はまだ友達かな」
ずいぶんと意味ありげに言うね。
まあ、
『友達以上の関係になるつもりなんて無いけど』
赤葦「あれ」
・
困った。注目されてる。
女子1「[小文字]あの子だあの子![/小文字]」
女子2「[小文字]え、どの子?[/小文字]」
女子1「[小文字]ほら、あの色素薄い子![/小文字]」
女子3「[小文字]あぁっ赤葦くんにチヤホヤされてる子ね[/小文字]」
これは今すぐ赤葦のそばから消えるべきか?
ここで選択をミスれば
死が待っていると言っても過言じゃない。
赤葦「[小文字]○○[/小文字]」
赤葦「○○!」
『びっくりした』
赤葦「びっくりしたって口で言う人初めて見た」
そろそろ妬みで飛び出してきそうな
女 の子たちにびくびくしながら
赤葦に目を向ける。
赤葦「…○○?どうし」
『佐々木さんは?』
赤葦「あぁ、佐々木さんなら俺に教えてもうどこか行っちゃったよ」
ん?
『は、えぇ?その間私なにしてたの』
赤葦「アホ面だよ。いつものね」
『はい死ね』
赤葦「そんなところもかわいいね」
『喋んっ…は?』
急になんだこいつ。
流石にこれ会話の流れおかしいけど?
それともなに、
赤葦「って佐々木さんがべた褒めしてた」
『あっ佐々木さんね』
盛大な勘違いをしていたようで
顔に熱が集中して集まるのを感じる。
自意識過剰すぎるよ私。
赤葦「顔真っ赤だけどそんなに嬉しい?」
『えっまあそりゃね』
赤葦「…俺が言っても照れないのにね」
『だって赤葦だもん』
赤葦「なにそれ笑う」
『全然笑ってないけど?』
赤葦にわずかにときめいた
事実をなかったことにしよう。
今はまだ、だけどね。