色がない世界で
瑞希視点(男の子の方)
「うおー、、懐かしいw」
「あ、確かにね。」
変わりない部屋で少し安心した。前、引き取られたときにここに泊まったっけ。
「ふふっw」
「うん?どした?」
「いや~?」
正直、今は友達みたいだけど本音はすごく尊敬してて大好きで大切な命の恩人だ。だって、リーダーは生きる希望になってくれたから。
回想
「っ、、はぁ、、はぁ、、」
その当時、死に物狂いで一生懸命この街まで走ってきた。
「はぁ、、撒けた、、、でも、、」
この街まで逃げてきたはいいけど、食べ物も寝床(ねどこ)もない。洋服もなけなしのお金で買ったボロボロな服だけ。体も心もボロボロでつぎはぎだらけでなんで生きてるのかもわからなかった。なんでこの街まで本気で逃げてきたのかも。すべてがわかんなくて。すべてが灰の世界みたいで。色がないみたいで。そんな世界が嫌いだった。何もかもわからなくなっていた時、
[漢字]貴方[/漢字][ふりがな]リーダー[/ふりがな]に話しかけられた。
「ねぇ、君。どこから来たの?」
小柄で自分よりも年下ぽかった。年下にこんな情けないところを見られて恥ずかしかった。
「別に、、。あんたに言う権利はないでしょ。」
「あー、、ね。はいはい。君、もしかして人身売買されそうになった子でしょ?さっき、情報を聞いてね。特徴も君に似ているみたいだし。今からでも、さっきのところに返せるんだよ~?」
「、、は、、?」
そんなの嫌だった。あんな場所にいるよりだったら、死んだ方がまし。
「ねぇ、どうすんの?あっちに帰る?それとも、僕の仲間になる?」
そう、この街では信頼と仲間がいるほど重宝され、尊敬される。それほど、カリスマがあるといわれるからだ。そんな中で君はこの街一番の情報屋でもあり、この街一番の権力者だ。
「っ、、仲間、、?、、なるわけ、、」
「、、でも、あんなクソッタレみたいなところに戻っていいの?あっちに帰ったとしてもレイプされるか、売られるか、臓器売買されるだけだよ。」
「っ、、、」
その通りだ。毎日知らない男にレイプされ、毎日殺されそうになって。生きてるのも、死ぬのもどちらも自分にとって地獄みたいなものだった。
「、、戻りたくなんかない、、。あんな場所、思い出したくもない、、。」
「だったら、」
「、、人には従いたくない、、。それでいい思いしたことないんだよ、、。」
「、無理には言わない。僕も元々そこにいたしねw」
「っ、、じゃあ、なんで電話番号知ってるの、、?」
「そこ?wまぁ、僕がこの街一番の[漢字]KING[/漢字][ふりがな]けんりょくしゃ[/ふりがな]だからかなぁ、、利益関係でつながることになったんだよ。、、皮肉だよねぇ、、僕も元々売られる予定だったし、レイプも何回もやられたから君の痛みはとてもわかるよ。見た目的にもね。痛々しくて見るのもつらいくらい。」
「、、、だから、、?」
「さっきも言った通り、僕の仲間になってくれたら助けてあげる。仲間になってくれないのなら、ね?わかるでしょ?」
「、、だったら、殺して、、。」
「、、は?」
「あんたの仲間になるくらいなら、殺してくれって言ってんだよ、、。」
「、、そんなに嫌だ?そういわれると、ちょっと悲しいなぁー、、」
「あ?」
「怒んないでよー、、じゃあ、一回体験教室的な感じで一回事務所、、?っていうのかな、、?まぁ、、一回来てみる?」
「、、なんでそこまでして、仲間にさせたいの、、?見捨てればいいじゃん、、。」
「、、そういう子を見ると、ほっとけないから。できる限り助けてあげたいから。」
「そんなの、綺麗事じゃん、、。」
「確かにね。、、今も少し犯罪をしたりしてるの。前は捕まったこともあったし。、、だからそれを少しでも償うため、かな。ただの偽善者だけどねw」
そう、笑う君は少し悲しそうな、今すぐにでも消えそうな目をしていた。
「、、わかった。、、仲間になってあげる、。ただし、裏切らないで、。」
「もちろん約束するよ。」
[太字]『君を、一生大事にするから。』[/太字]
その瞬間、目の前で火花が飛び散ったみたいに衝撃があったのを覚えてる。
「、、ねぇ、全然関係ないんだけどさ。」
「?うん?」
「、助けてくれて、ありがと。」
「ははっwなにそれwwあほらしw」
「はぁ?!こっちは真剣に、、、」
「ごめんってw、、まぁ、こちらこそいつもありがと。これからもよろしくね?]
「よろしくお願いしまーす!」
「そういえば、忘れたとは言わせないよ?」
「、、?なに?」
『君を、一生大事にするから。』
「って言ったの。」
「、、、////」
「あれ?照れてる?君のそういう素直なところ、好きだよ。」
「うるせぇ!!!!」
今回はちょっと長めですね。ちょっと瑞希君の過去編を書かせていただきました。少し闇深い感じで書きました。なので、ここの文もいつもはふざけているんですが、今回ばかりはまじめに書いてます。あ、一応言っておきますが瑞希君だけが、闇深いわけではないですからね?ほかの子もめちゃくちゃ闇深いので覚悟しといてください。(?)rary
2048文字、お疲れ様です。byらい
ありがとうございますby rary
「うおー、、懐かしいw」
「あ、確かにね。」
変わりない部屋で少し安心した。前、引き取られたときにここに泊まったっけ。
「ふふっw」
「うん?どした?」
「いや~?」
正直、今は友達みたいだけど本音はすごく尊敬してて大好きで大切な命の恩人だ。だって、リーダーは生きる希望になってくれたから。
回想
「っ、、はぁ、、はぁ、、」
その当時、死に物狂いで一生懸命この街まで走ってきた。
「はぁ、、撒けた、、、でも、、」
この街まで逃げてきたはいいけど、食べ物も寝床(ねどこ)もない。洋服もなけなしのお金で買ったボロボロな服だけ。体も心もボロボロでつぎはぎだらけでなんで生きてるのかもわからなかった。なんでこの街まで本気で逃げてきたのかも。すべてがわかんなくて。すべてが灰の世界みたいで。色がないみたいで。そんな世界が嫌いだった。何もかもわからなくなっていた時、
[漢字]貴方[/漢字][ふりがな]リーダー[/ふりがな]に話しかけられた。
「ねぇ、君。どこから来たの?」
小柄で自分よりも年下ぽかった。年下にこんな情けないところを見られて恥ずかしかった。
「別に、、。あんたに言う権利はないでしょ。」
「あー、、ね。はいはい。君、もしかして人身売買されそうになった子でしょ?さっき、情報を聞いてね。特徴も君に似ているみたいだし。今からでも、さっきのところに返せるんだよ~?」
「、、は、、?」
そんなの嫌だった。あんな場所にいるよりだったら、死んだ方がまし。
「ねぇ、どうすんの?あっちに帰る?それとも、僕の仲間になる?」
そう、この街では信頼と仲間がいるほど重宝され、尊敬される。それほど、カリスマがあるといわれるからだ。そんな中で君はこの街一番の情報屋でもあり、この街一番の権力者だ。
「っ、、仲間、、?、、なるわけ、、」
「、、でも、あんなクソッタレみたいなところに戻っていいの?あっちに帰ったとしてもレイプされるか、売られるか、臓器売買されるだけだよ。」
「っ、、、」
その通りだ。毎日知らない男にレイプされ、毎日殺されそうになって。生きてるのも、死ぬのもどちらも自分にとって地獄みたいなものだった。
「、、戻りたくなんかない、、。あんな場所、思い出したくもない、、。」
「だったら、」
「、、人には従いたくない、、。それでいい思いしたことないんだよ、、。」
「、無理には言わない。僕も元々そこにいたしねw」
「っ、、じゃあ、なんで電話番号知ってるの、、?」
「そこ?wまぁ、僕がこの街一番の[漢字]KING[/漢字][ふりがな]けんりょくしゃ[/ふりがな]だからかなぁ、、利益関係でつながることになったんだよ。、、皮肉だよねぇ、、僕も元々売られる予定だったし、レイプも何回もやられたから君の痛みはとてもわかるよ。見た目的にもね。痛々しくて見るのもつらいくらい。」
「、、、だから、、?」
「さっきも言った通り、僕の仲間になってくれたら助けてあげる。仲間になってくれないのなら、ね?わかるでしょ?」
「、、だったら、殺して、、。」
「、、は?」
「あんたの仲間になるくらいなら、殺してくれって言ってんだよ、、。」
「、、そんなに嫌だ?そういわれると、ちょっと悲しいなぁー、、」
「あ?」
「怒んないでよー、、じゃあ、一回体験教室的な感じで一回事務所、、?っていうのかな、、?まぁ、、一回来てみる?」
「、、なんでそこまでして、仲間にさせたいの、、?見捨てればいいじゃん、、。」
「、、そういう子を見ると、ほっとけないから。できる限り助けてあげたいから。」
「そんなの、綺麗事じゃん、、。」
「確かにね。、、今も少し犯罪をしたりしてるの。前は捕まったこともあったし。、、だからそれを少しでも償うため、かな。ただの偽善者だけどねw」
そう、笑う君は少し悲しそうな、今すぐにでも消えそうな目をしていた。
「、、わかった。、、仲間になってあげる、。ただし、裏切らないで、。」
「もちろん約束するよ。」
[太字]『君を、一生大事にするから。』[/太字]
その瞬間、目の前で火花が飛び散ったみたいに衝撃があったのを覚えてる。
「、、ねぇ、全然関係ないんだけどさ。」
「?うん?」
「、助けてくれて、ありがと。」
「ははっwなにそれwwあほらしw」
「はぁ?!こっちは真剣に、、、」
「ごめんってw、、まぁ、こちらこそいつもありがと。これからもよろしくね?]
「よろしくお願いしまーす!」
「そういえば、忘れたとは言わせないよ?」
「、、?なに?」
『君を、一生大事にするから。』
「って言ったの。」
「、、、////」
「あれ?照れてる?君のそういう素直なところ、好きだよ。」
「うるせぇ!!!!」
今回はちょっと長めですね。ちょっと瑞希君の過去編を書かせていただきました。少し闇深い感じで書きました。なので、ここの文もいつもはふざけているんですが、今回ばかりはまじめに書いてます。あ、一応言っておきますが瑞希君だけが、闇深いわけではないですからね?ほかの子もめちゃくちゃ闇深いので覚悟しといてください。(?)rary
2048文字、お疲れ様です。byらい
ありがとうございますby rary