次の日、教室の雰囲気が変わったのに気づいた。
とりあえず由美に挨拶をして…と。
「おはよう。」
声をかけた時、由美は私から離れていった。

「[漢字]あの世[/漢字][ふりがな]2次元[/ふりがな]に行っちゃえよ。ここにいると気分が悪くなる。」
そんな声が聞こえた。
「ずっと[漢字]あの世[/漢字][ふりがな]2次元[/ふりがな]にいればいいのに。」

そんなことはできない。たとえ2次元で1年を過ごしても現実では2、3分しか経たない。

「2次元で1年を過ごしても現実では2、3分しか経たないよ。」
私は言い返した。

「あいつ、言い返してきたwマジウケる」

言わなきゃよかった。

「じゃあ、去りますよ。ここから去ればいいんだね。明日には去るよ。」
付け足した。
その人達は何も言わなかった。